タグ

ブックマーク / kousyou.cc (28)

  • 太平洋戦争までの日本海軍整備計画 | Kousyoublog

    調べている途中ではありますが、とりあえず簡単に基的な点だけまとめ。 明治四十年(1907)「日帝国の国防方針(帝国国防方針)」制定。八八艦隊計画登場。 大正元年(1912) 「七割軍備論」(佐藤鉄太郎)の登場。 大正二年(1913) シーメンス事件。 大正三年(1914) 第一次世界大戦勃発。 大正四年(1915) 八四艦隊計画予算の一部成立。 大正五年(1916) 八四艦隊計画予算成立。 大正六年(1917) 八六艦隊計画予算成立。 大正七年(1918) 「帝国国防方針」第一次改定。八八八艦隊計画登場。 大正八年(1919) 第一次世界大戦終結。 大正九年(1920) 八八艦隊計画予算成立。 大正十年(1921) ワシントン会議。日英同盟廃棄。 大正十一年(1922)ワシントン海軍軍縮条約締結。 大正十二年(1923)「帝国国防方針」第二次改定。八八八艦隊計画見直し。 昭和三年(19

    太平洋戦争までの日本海軍整備計画 | Kousyoublog
  • 業務上のミス等による従業員への弁償請求や損害賠償について | Kousyoublog

    知人の職場(一応業種はぼかしておきます)に、什器備品を破損させたり、作業工程で失敗した場合は従業員が全額弁償という取り決めがある、という話を聞いて、当人にもそれはかくかくしかじかの理由で違法なので、もしもの時には弁護士や労基署に要相談だよ、という話はしたけど、一応簡単に整理しておく。まず、労働基準法第十六条に『使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。』としっかりと明記してある。もともとは戦前に違約金や損害賠償額を予定する契約を結ぶことで『労働者の足止めや身分的従属の創出に利用』(菅野P140)された例が多く見られたことから規定されたもので、これが明記された就業規則等は無効である。また、労働基準法第九十一条『就業規則で、労働者に対して減給の制裁を定める場合においては、その減給は、一回の額が平均賃金の一日分の半額を超え、総額が一賃金支払期に

    nizimeta
    nizimeta 2016/08/06
    “あらかじめ損害賠償の金額や違約金を取り決めるのは違法。・罰則の金額は給料一ヶ月分の十分の一、一日分の半額まで。・従業員に対する業務上の損害全額賠償はまず認められない”
  • フランスの三つの公共哲学~「自由主義」「共和主義」「多文化主義」 | Kousyoublog

    アンドレア・センプリーニ著「多文化主義とは何か」の三浦信孝氏による解説の中のフランスの公共を巡る政治哲学の整理が非常にわかりやすかったので紹介。『英米系の公共哲学で問題になる「自由主義」「自由至上主義」「共同体主義」「共和主義」などの用語は、リバタリアンを除けばフランス語にも対応する表現があるが、その意味するところはかなりずれている。アメリカリベラルは保守に対する左派で社会民主主義に近いが、フランスでリベラルは、レイモン・アロンがいい例だが、左翼からは保守とみられてきた。自由主義は公共的決定から「善」という価値の問題を取り除き、価値に対しては中立で、公共の善よりも個人の権利を重視する。テイラーのいう「実質」を問わない「手続き型社会」である。これに対して共同体主義者や共和主義者は、公共圏の問題にもコミットし、自由主義的政策から生ずる環境破壊や貧富の格差、公共道徳の退廃などの問題を指摘する。

    フランスの三つの公共哲学~「自由主義」「共和主義」「多文化主義」 | Kousyoublog
  • 「津波災害――減災社会を築く」河田惠昭 著 | Kousyoublog

    nizimeta
    nizimeta 2016/04/01
  • 文系素人ですがPHP勉強始めました。 | Kousyoublog

  • 「自白の心理学」「取調室の心理学」浜田 寿美男 著 | Kousyoublog

    先日のエントリ「何故、中世の司法制度は「自白」に頼っていたのか?」では西欧中世の自白重視の傾向について簡単にまとめたが、今回のエントリでは現代日の自白を重視する司法・警察の問題点について分析したを二冊紹介しようと思う。 「自白の心理学」は心理学者の立場から数多くの刑事事件の供述鑑定に関った著者による取調べの際の嘘の自白を生む心理とメカニズムについて様々な冤罪事件を例に出しつつまとめたである。著者によると、冤罪事件の多くが、人の自白があるのだという。拷問や被疑者の精神的な弱さ、一時的な変調などによるものも一部あるが、『現実には、拷問もなく、被疑者当人に知的な問題もなく、さらには一時的にせよ精神的な変調をきたした形跡もないのに自白して、のちにそれが虚偽だったと判明する事例のほうが、はるかに一般的』(「自白の心理学」P21)である。すなわち、取り調べの過程で彼らは、身に覚えのないはずの犯

    nizimeta
    nizimeta 2016/01/24
    “虚偽自白と冤罪問題とその解決策としての取調べ可視 鑑識部門の独立化また恣意的捜査の問題と並ぶ裁判官の事実認定にいたる心証形成過程のブラックボックス問題などと共に重要なのが「無罪の推定(推定無罪)」”
  • 「永遠に差別を!」米国を分断した政治家ジョージ・ウォレスの生涯 | Kousyoublog

    segregation now, segregation tomorrow, segregation forever. (今日も人種隔離を!明日も人種隔離を!永久に人種隔離を!)1963年1月、アラバマ州知事に就任したばかりのジョージ・ウォレスはその就任演説でこう叫び、駆けつけた支持者たちから大歓声を浴びた。一見、人種差別主義者の典型のような人物に見えるが、アメリカでは彼の評価は真っ二つに分かれているという。一方は偏狭な人種差別主義者として、他方では二大政党制にこだわらず草の根の民意を反映することに尽くした人物として。■南北戦争アメリカ南部小史・南部と北部の対立1776年、北部十三州が大英帝国から独立して以降、数々の侵略戦争、買収、入植等によってアメリカ合衆国の領土は拡大の一途を辿り、1790年に393万人だった人口は1830年にはおよそ1286万人と急増し、それにともなって、北部、南部

    「永遠に差別を!」米国を分断した政治家ジョージ・ウォレスの生涯 | Kousyoublog
    nizimeta
    nizimeta 2016/01/13
    “南部白人層と北部の低所得者層を後に共和党が取り込み、そして81年のロナルド・レーガン政権から前政権であるブッシュまで続く保守政権の巨大な支持基盤となっていく”
  • 大名の領地とその支配機構を藩と呼ぶようになったのはいつ? | Kousyoublog

    「江戸時代の大名の領地・組織・構成員の総称」は一般的に「藩」と呼ばれるが、これを公式に「藩」と呼ぶようになったのは、実は明治時代に入ってからのことである。 大名領の公称は「領分」「領地」「知行所」などであり、「藩士」は通常○○家中とか〇〇家家来、「藩主」は水戸侯など領地名+侯と呼ばれた。 「藩」と言う言葉は元々は中国周代の封建制度下で周王から領地を与えられた諸侯を指す「藩屏」「藩鎮」から取られた言葉で、幕府から領地を与えられた諸侯という意味で、元禄年間以降に一部の儒学者の間で私的に用いられているにすぎなかった。 公式に「藩」と呼ぶようになったのは慶応四年(一八六八)閏四月二十一日に明治新政府が出した政体書である。この政体書で旧幕府の直轄地のうち城代・京都所司代・奉行の支配地を「府」、それ以外を「県」、諸大名の領地を「藩」と呼び府藩県三治制が敷かれた。 このとき、「藩」という儒教色の

    大名の領地とその支配機構を藩と呼ぶようになったのはいつ? | Kousyoublog
    nizimeta
    nizimeta 2015/12/05
    “中国周代の封建制度下で周王から領地を与えられた諸侯を指す「藩屏」「藩鎮」から取られた言葉で、幕府から領地を与えられた諸侯という意味で、元禄年間以降に一部の儒学者の間で私的に用いられている”
  • 日本国憲法に勤労の義務が入った経緯 | Kousyoublog

    国憲法の国民の三大義務というと教育、勤労、納税ですが、元々旧大日帝国憲法には勤労の義務というものは無く、日国憲法になって勤労の義務が権利とセットで盛り込まれることになりました。wikipediaではその勤労の義務の由来について、こう書いてあります。勤労の義務 – Wikipedia この規定の由来については諸説あるが、一番有力なのは、元農林大臣の石黒忠篤や代議士の竹山祐太郎が、二宮尊徳の「報徳思想」の精神に則って、日国民が自らの勤労の力で太平洋戦争で荒廃した祖国を再建させてゆこうという発想から提案されたものだと言われている(橋伝左衛門・日農業研究所『石黒忠篤伝』(1969年、岩波書店))。なかなか興味深い記述ではあるんですが、帝国議会会議録データベースを漁ってみると勤労の義務を提案していたのは竹山代議士ではなく、穂積七郎という議員。かなり熱心に勤労の義務を盛り込むべく主張を繰

    日本国憲法に勤労の義務が入った経緯 | Kousyoublog
    nizimeta
    nizimeta 2015/12/05
    “兵役の義務に代わって勤労の義務が中心となる体制、勤労義務を敷くことで天皇を中心とした一君万民の体制を作るのだと、そのようなことを主張しています”
  • 水戸黄門諸国漫遊物語はどのように生まれたのか? | Kousyoublog

    公開日: 2012/09/11 : 最終更新日:2014/02/08 カテゴリー:歴史・宗教 タグ:文学, 日史, 明治, 江戸時代, 物語, 近世, 近代 テレビドラマなどでもお馴染み水戸黄門こと徳川光圀が助さん格さんほかお供の者を引き連れてお忍びの諸国漫遊に出て、旅先で悪代官などを倒していく、という多くの人が知る水戸黄門漫遊物語は、実は成立がはっきりしていない。金 文京著「水戸黄門「漫遊」考 (講談社学術文庫)」ではその水戸黄門物語の成立過程について考察されている。そもそも実在の徳川光圀はその生涯において旅らしい旅をしたことがない、およそ水戸と江戸の往復、あと祖母が建立した寺院がある鎌倉を何度か訪れた程度でしかなかった。だが光圀に代わって多くの家臣が旅に出ている。光圀は歴史書「大日史」編纂のため儒者を集めて彰考館を設立したが、その史料収集のため多くの儒者を諸国に使わせた。その諸国

    nizimeta
    nizimeta 2015/10/24
  • 「暴力団」「続・暴力団」溝口 敦 著 | Kousyoublog

    福岡での抗争や山口組分裂騒動など暴力団絡みの大きなニュースをよく見かけるようになった一方で、暴力団についてよく知らないこともあって暴力団とは何かを知る概説書としてベストセラーになっている溝口敦著「暴力団」「続・暴力団」を読んでみた。 暴力団(新潮新書)[Kindle版] posted with ヨメレバ 溝口敦 新潮社 2012-07-01 Kindle Amazon[書籍版] 続・暴力団(新潮新書)[Kindle版] posted with ヨメレバ 溝口敦 新潮社 2013-04-12 Kindle Amazon[書籍版] 「暴力団」(2011)では「暴力団とは何か」その概要、組織、収入源(シノギ)、人間関係、海外の組織の動向と比較、警察の立場や諸法、暴力団に代わって台頭しつつある「半グレ集団」の動向などが解説される。続く「続・暴力団」(2012)では、2011年以降全国で制定され

    「暴力団」「続・暴力団」溝口 敦 著 | Kousyoublog
    nizimeta
    nizimeta 2015/10/08
    “市民を対暴力団の全面に押し出して危険に晒しながらそれを充分に守る体制が構築できておらず一方で警察にはこれまで暴力団の存在を前提とした様々な利権構造と捜査体制…本当に暴力団を壊滅させる意志があるのか”
  • 「武術『奥義』の科学 最強の身体技法」吉福康郎 著 | Kousyoublog

    一般的なスポーツと違い、どうしても精神論に傾きがちな各種武術――主に、合気道、柔道、八極拳や太極拳などの拳法、居合や剣道などの剣術が中心――の身体の動き、特に奥義と呼ばれるような信じがたい動きについて、バイオメカニクス――身体運動を力学・解剖学・生理学から研究する学問――的に分析してわかりやすく解説した一冊。 武術「奥義」の科学 最強の身体技法 (ブルーバックス)[Kindle版] posted with ヨメレバ 吉福康郎 講談社 2013-11-08 Kindle Amazon[書籍版] 武術を習得するとは、「体の使い方を質的に変える」(P15)ということだという。これを、「筋骨格構造に基いた身体の合理的な動きの観点から解明」(P15)しようという試みがなされている。人体の構造からはじまり、筋肉と骨格とがもたらす様々な力学的運動の解説は人体の不思議入門・力学入門といった雰囲気があって

    「武術『奥義』の科学 最強の身体技法」吉福康郎 著 | Kousyoublog
  • 「車谷長吉の人生相談 人生の救い」車谷 長吉 著 | Kousyoublog

    反時代的毒虫であるところの作家車谷長吉が二〇〇九年四月から二〇一二年三月まで朝日新聞土曜版紙面「悩みのるつぼ」で担当した人生相談の質問・回答を一冊にまとめたもの。ネット上でもたびたび彼の回答の異様さが話題となっていたのでご存じの方も多いだろう。特に話題となっていたのはこの相談と回答だった。教え子の女生徒が恋しいんです 40代の高校教諭。英語を教えて25年になります。自分で言うのも何ですが、学校内で評価され、それなりの管理的立場にもつき、生徒にも人気があります。と子ども2人にも恵まれ、まずまずの人生だと思っています。  でも、5年に1度くらい、自分でもコントロールできなくなるほど没入してしまう女子生徒が出現するんです。  今がそうなんです。相手は17歳の高校2年生で、授業中に自然に振る舞おうとすればするほど、その子の顔をちらちら見てしまいます。 その子には下心を見透かされているようでもあり

    「車谷長吉の人生相談 人生の救い」車谷 長吉 著 | Kousyoublog
  • いかにして中世日本で市場経済が浸透したか? | Kousyoublog

    公開日: 2012/05/26 : 最終更新日:2014/08/20 カテゴリー:歴史・宗教, 鎌倉・室町時代 タグ:中世, 日史, , 社会, 経済 平安後期の年貢について、『中世の年貢には米だけでなく、塩・鮭(さけ)・鮑(あわび)などの水産物や榑(くれ)・檜皮(ひわだ)などの林産物、鉄・金などの鉱産物、絹・麻布などの繊維製品、筵(むしろ)・合子(ごうず)などの工芸品等々、いわゆる非水田生産物が多数含まれて』(P108)おり、それらは農業の合間に生産できない物なども多数含まれていた。そしてそれらは水田に対して賦課されており、農民たちによる一定の商品交換に基づいて集められることを前提とした仕組みであった。またその年貢を徴収する貴族や武士などの荘園領主たちもその徴収された年貢は売却・換金されるか、『米や絹、麻布などがそれ自体貨幣として物資の購入に充てられていた』(P108)という。一二

    nizimeta
    nizimeta 2015/03/22
    “中世の市場経済社会化はやがて贈与経済の発展ももたらし、日本の歴史上まれにみる信用経済発達のピークを迎えることになる。借用証書が流通し、債権そのものが債務者の知らないうちに自由に流通する”
  • フィボナッチの登場、レヴァント貿易の隆盛、複式簿記の誕生、そして十六世紀欧州の数学革命 | Kousyoublog

    レオナルド・フィボナッチ 『インドの九つの数字は9、8、7、6、5、4、3、2、1である。これら九つの数字とアラビアではzephiriumと呼ばれる記号0でもって、以下に示すように、任意の数字を表すことができる。』(山義隆著「一六世紀文化革命 1」P318よりレオナルド・フィボナッチ著「”Liber abaci”算数の書」(1202年:未邦訳)冒頭の山による邦訳を孫引き) この一節で始まる1202年の数学書「”Liber abaci”算数の書」の発行が世界史上の画期であることは誰しもが認めるところだろう。商人で数学者のフィボナッチことピサのレオナルドは、書でアラビア数字のイタリアへの導入、同時にそれらを用いたイスラム社会の十進法での整数と分数の計算方法を解説、最初の回帰数列であるフィボナッチ数列の考案、歴史的には修辞代数に分類される代数学の提唱などをまとめ、当時の商業数学の集大成であ

    フィボナッチの登場、レヴァント貿易の隆盛、複式簿記の誕生、そして十六世紀欧州の数学革命 | Kousyoublog
    nizimeta
    nizimeta 2015/01/25
    “信用取引の誕生により後日の決済に向けた証拠書類の必要性、企業運営に際して利益分配のための企業損益計算の必要性、支店・代理人が本店に対して財務状況を報告する必要性から、複式簿記が生み出された”
  • 「なぜ政府は動けないのか: アメリカの失敗と次世代型政府の構想」ドナルド・ケトル 著 | Kousyoublog

    米国の行政機構が機能不全に陥っているのはなぜか。著者の母ミルドレッドが亡くなるまでの終末期に活用し十分すぎるほど機能した福祉制度と2006年に米国を襲い甚大な被害を出したハリケーン・カトリーナの対応という一見かけ離れたふたつの事例をとっかかりにして、その両者に共通する行政機構のミスマッチ、すなわち『直面している重要な課題が、多くの場合、これまでその対応のためにつくりだしてきた制度に合っていない』(P26)という現状について、鋭く分析、その処方箋を提示する一冊。著者ドナルド・ケトルは米国の公共政策論・行政学の第一人者。 なぜ政府は動けないのか: アメリカの失敗と次世代型政府の構想 posted with amazlet at 15.01.11 ドナルド・ケトル 勁草書房 売り上げランキング: 748,452 Amazon.co.jpで詳細を見る ミルドレッドのケースとハリケーン・カトリーナの

    「なぜ政府は動けないのか: アメリカの失敗と次世代型政府の構想」ドナルド・ケトル 著 | Kousyoublog
    nizimeta
    nizimeta 2015/01/12
    “政府の機関ごと、役割ごとの境界が曖昧になる一方で政府・民間との関係の複雑度が増した結果、政府事業に関するアカウンタビリティ(説明責任)が不明確…信頼度の低下と、問題に対する迅速な対処が困難”
  • 賢者は歴史に学ぼうとして偏った歴史の類推に執着する | Kousyoublog

    米国の歴史学者アーネスト・メイ(1928-2009)は、1973年の著書「LESSONS OF THE PAST : The Use and Misuse of History in American Foreign Policy(「歴史の教訓 アメリカ外交はどう作られたか」(中央公論社1977年刊、2004年岩波現代文庫より再刊))」で、アメリカの外交において、政策決定者たちはその決断の際に過去の歴史から類推して参考にし、多くの場合その類推は誤用であったということを解き明かしている。それは以下の二つの特徴として現れるという。 1) 外交政策の形成者は、歴史が教えたり予告したりしていると自ら信じているものの影響をよく受ける。(序文iiiより) 2) 政策形成者は、歴史の中に類推を求める時、自らがまず思いついたことに囚われてしまいがちである。彼らは、歴史の類推例を広範囲にわたって探し出そう

  • 市町村別水道料金高い自治体、安い自治体トップ10 | Kousyoublog

    千賀裕太郎監修「ゼロから理解する 水の基: 水の安全と環境、ビジネス最前線まで (すぐわかるすごくわかる!)」に市町村別の水道料金が高い自治体、低い自治体それぞれ上位10件のランキングが掲載されていて興味深かったので紹介します。 同書の表の元データとなった総務省「地方公営企業年鑑 第59集」を確認すると、全国平均は1489.2円(参考:規模別家庭用10m3当たり水道料金(法適用)(Excelファイル 34 KB))とのことなので、それぞれがどれだけ高いか、またどれだけ安いかがわかります。しかし、探し方が悪かったせいか、ネットで公開されている資料から表に使われているような具体的な地方自治体のデータを見つけきれなかったので、同書の表の数値について検証できていませんが前述のファイルには水道料金帯ごとの自治体数が掲載されていて、その数自体は上記の表と一致しているので、おそらく信頼していいと思いま

    nizimeta
    nizimeta 2014/12/05
    “水源の水質が悪い地域であれば、そのぶん高度な浄水処理施設が必要になるし、給水人口が少ない地域であれば、設備投資や水道管の維持などにかかる1人あたりのコストが割高”
  • イギリス重商主義時代の貧困観 | Kousyoublog

    封建制の崩壊 十四世紀中葉までに進んだ様々な社会的経済的政治的変化――農耕地から牧場地への転換、マニファクチュアの成長、地中海貿易の拡大、十字軍やフランスを中心とした欧州全土を巻き込む戦争、ペストの大流行による人口の激減と村落共同体の崩壊など――によって封建制度が崩壊すると、民衆へ対する領主(貴族・教会)の支配力が低下、労働者の自由な移動が可能となり、雇用者と労働者の関係は賃金の支払いに対する労働の提供を約する雇用契約に基づくのが一般的となった。 この変化は一方で富裕な自営農民らが領主層に次ぐ資家階級へと浮上する機会となったが、他方で生産手段を失った農民や手工業者が資家に雇われる労働者になる、二極分化の社会を作りだすことともなり、その底辺として貧困・浮浪者層の大量発生が欧州全土で見られるようになっていく。特に貧困・浮浪者層増加の大きな要因となったのが、十五世紀から十六世紀にかけての人口

    イギリス重商主義時代の貧困観 | Kousyoublog
  • ISILのカリフとモロッコ王国のカリフ | Kousyoublog

    モロッコの「カリフ」 シリア、イラク地域で勢力を急拡大しているイスラーム国(IS)の指導者アブー・バクル・アル=バグダディがカリフを自称しているが、実は現在モロッコ王国国王もカリフを称している。 モロッコ王国憲法  第 19 条 国王は、アミール・アル=ムーミニーンであり、国民の最高の代表者であり、国民の統合の象徴であり、国家の持続と永続を保障する者である。国王は、イスラームの保護者であり、憲法の尊重のための監視人である。また国王は、公民、社会的諸団体および地域社会の権利と自由の守護者である。 国王は、国家の独立と王国の真正なる領土の保全とを保障する者である。 「アミール・アル=ムーミニーン」がすなわちカリフである。これは1996年憲法で、現在は「アラブの春」の影響で発生した民主化運動によって2011年に改正された新憲法となっているが、『国王の人格は神聖であり、その聖性は侵されない。