「自白の心理学」「取調室の心理学」浜田 寿美男 著 | Kousyoublog

先日のエントリ「何故、中世の司法制度は「自白」に頼っていたのか？」では西欧中世の自白重視の傾向について簡単にまとめたが、今回のエントリでは現代日本の自白を重視する司法・警察の問題点について分析した本を二冊紹介しようと思う。 「自白の心理学」は心理学者の立場から数多くの刑事事件の供述鑑定に関った著者による取調べの際の嘘の自白を生む心理とメカニズムについて様々な冤罪事件を例に出しつつまとめた本である。著者によると、冤罪事件の多くが、本人の自白があるのだという。拷問や被疑者の精神的な弱さ、一時的な変調などによるものも一部あるが、『現実には、拷問もなく、被疑者当人に知的な問題もなく、さらには一時的にせよ精神的な変調をきたした形跡もないのに自白して、のちにそれが虚偽だったと判明する事例のほうが、はるかに一般的』（「自白の心理学」P21）である。すなわち、取り調べの過程で彼らは、身に覚えのないはずの犯

[macchauno]

おもしろい

[nizimeta]

“虚偽自白と冤罪問題とその解決策としての取調べ可視 鑑識部門の独立化また恣意的捜査の問題と並ぶ裁判官の事実認定にいたる心証形成過程のブラックボックス問題などと共に重要なのが「無罪の推定（推定無罪）」”

[nemurukamosika]

取り調べでなされる「うその自白」について。相手に迎合してしまって自白するケースが多いらしい。なんか生々しいよな。

[kousyou]

ブログの過去記事（2013年6月）です。