埼玉県内にある中古車販売大手ビッグモーター(東京)の一部店舗前で、街路樹が枯れ、その後伐採されていたことが26日、県への取材で分かった。埼玉県は管理する道路沿いの店舗を対象に、枯れた経緯などの確認に乗り出した。所沢店(同県所沢市)には問い合わせており、他の店舗への聞き取りも検討する。 県管理の道路沿いにあるのは、県内19店舗のうち7店舗。職員が確認した結果、八潮店と所沢店の前の道路で街路樹がなくなっていた。残りの5店舗が面する道路でも、樹木の有無を調べる。 25日のビッグモーターの記者会見では、各地の店舗前に生えた樹木などに除草剤をまいた可能性を記者が指摘。経営幹部は「甘い認識で雑草に対して除草剤をまいてしまって、それが街路樹などに影響を与えたことはあると思う」と述べた。10年ほど前の話で現在は行われていないとしたが、事実関係を確認する意向を示している。