プログラミング言語「COBOL」は、メインフレームとともに今ではレガシーシステムの象徴のように捉えられている。IT関連資格の定番である「基本情報技術者試験」でも、2019年の秋期試験を最後にCOBOLの出題が廃止され、代わりにPythonが出題されるようになった。 とはいえ、現在でも基幹系を中心にCOBOLが稼働しているシステムは多い。COBOLはいつまで使い続けられるのだろうか。 COBOL開発・実行環境大手である英Micro Focus(マイクロフォーカス)のスチュアート・マクギルCTO(最高技術責任者)は「私はもう若者ではないが、私がIT業界に入った初日に同じことを尋ねられた」と笑いながら話す。「おそらく私の子供の世代が引退するほうがCOBOLの引退よりも早いだろう」と同CTOは予想する。 マクギルCTOは「これまで目的を終えて廃棄されたCOBOLシステムはたくさんある。逆に言えば、
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