3キャリアの値下げでMVNOに大打撃の恐れ “いびつな競争環境”は解消できるか?:石野純也のMobile Eye(1/3 ページ) 大手3キャリアの料金値下げは、MVNOの経営に大きな打撃を与える可能性がある。20GB前後の中容量ではahamoやpovo、SoftBank on LINEより料金水準が高くなっている上に、MVNOが得意とする小容量プランも、UQ mobileやY!mobileの値下げにより、価格優位性がなくなりつつある。オンライン専用の20GBプランができたことで、玉突き的にサブブランドの料金が下がり、MVNOのすみ分けが難しくなった格好だ。 これに対し、MVNO側は速やかな解決策を求めている。1月20日には、テレコムサービス協会MVNO委員会が総務省で開催された「接続料の算定等に関する研究会」で要望書を提出。大手キャリアと競争条件をそろえるよう、“緊急措置”を強力に要望し