まとめとは? 日常的な身の回りの出来事から、世界を揺るがすニュースまで、本が扱うテーマは森羅万象。四季折々の年間イベント、仕事、暮らし、遊び、生きること、死ぬこと……。さまざまなテーマに沿う本の扉をご用意しました。扉を開くと読書の興味がどこにあるのか見えてきます。 日本のお宝からおうちごはんまで、最強の参考書3選! 〈とんぼの本〉は、1983年の創刊。 美術、工芸、建築、写真、文学、歴史、旅、暮らしをテーマにしたビジュアルブック・シリーズです。
![川上和人 『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』 | 新潮社](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/edfac4fb4718fa2215acc1eee9d0cc72428fd368/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.shinchosha.co.jp%2Fimages_v2%2Fbook%2Fcover%2F121511%2F121511_xl.jpg)
大昔の生き物の姿がそのまま地層の中に残る化石は、太古の時代を今に伝えるアイテムとして多くの人に人気があります。特に恐竜の化石の市場価格は、ハリウッドスターをはじめとする裕福な民間の収集家による需要増加につれて年々高騰しているといわれています。そんな状況に対し、古生物を研究する学者が「恐竜の化石を一般に売買することを世界的に中止するべきだ」と規制を要求していると報じられています。 Dinosaur fossil collectors ‘price museums out of the market’ | Science | The Guardian https://www.theguardian.com/science/2019/feb/24/dinosaur-fossils-collectors-museums-price-sale 化石の標本は美術品のマーケットで取り扱われているそうで、
翼や頭部に鳥のような「羽毛」が生えた小型の翼竜の化石が、中国で見つかった。鳥の遠い祖先の小型恐竜などはフサフサの羽毛に覆われていたことが知られているが、絶滅した空を飛ぶ爬虫(はちゅう)類の翼竜にも、原始的な羽毛を持つものがいたことになる。なぞが多い羽毛の進化や役割の解明などに役立つ発見と期待される。 中国科学院などの研究チームが科学誌ネイチャーエコロジー&エボリューションに18日、発表する。 研究チームは、中国河北省の約1億6千万年前(ジュラ紀)の地層から出た小型翼竜2体(翼を広げた大きさで推定約40~45センチ)の化石を詳しく調べた。 化石は保存状態がよく、体表に細い繊維状のものが生えていた痕跡があった。コウモリのような皮膜のある翼などに生えていた繊維は、1本が途中で細かく枝分かれするなど原始的な羽毛の特徴を備えていた。研究チームは、「羽毛」が空を飛ぶことや体温の保持などに役だった可能性
ブラジル・リオデジャネイロの博物館で展示される翼竜の復元骨格標本(2013年3月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/VANDERLEI ALMEIDA 【12月1日 AFP】これまでに発見された中で最大規模となる翼竜の卵の化石群について、その内部を3Dスキャンを用いて詳しく調査した研究結果が11月30日、発表された。翼竜は恐竜の近縁種で、空を飛行していたとされる。 爬虫(はちゅう)類の翼竜は動力飛行を進化させた(昆虫に次いで)最古の動物で、単に跳躍したり滑空したりするのではなく、羽ばたきをして空中にとどまることができた。翼竜は恐竜とともに約6600万年前に絶滅した。 翼竜の卵の化石については、アルゼンチンの3個や中国の5個など、中身が残っているものがいくつか発見されている。 米査読学術誌サイエンス(Science)に発表された最新の研究報告は、これまでで最大規模となる215個の卵の化石群
新種の半水生恐竜ハルシュカラプトル・エスクイリエイの想像図。欧州シンクロトロン放射光施設提供(2017年12月6日提供)。(c)AFP PHOTO / ESRF / PIERRE JAYET 【12月7日 AFP】陸上と水中を行き来して生活していた新種の「半水生」恐竜を発見したとの研究論文が6日、発表された。この恐竜は陸上と水中の両方で獲物を捕食していた可能性があるという。 ハクチョウのような首を持ち、前肢がひれ状になっているこの恐竜は、映画『ジュラシック・パーク(Jurassic Park)』に登場して有名になった小型肉食恐竜ベロキラプトルの近縁種で、約7500万年前に現在のモンゴルにあたる地域に生息していた。 論文の共同執筆者で、仏グルノーブル(Grenoble)にある欧州シンクロトロン放射光施設(ESRF)に所属する古生物学者のポール・タフォロ(Paul Tafforeau)氏は、こ
繁殖期を迎えたカエル。独ライプツィヒの池で(2014年4月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/DPA / SEBASTIAN WILLNOW 【7月4日 AFP】数千万年前に恐竜を絶滅させた巨大小惑星の衝突が、地球上にカエルが集団繁殖地(コロニー)を形成するための余地を作り出したとする研究論文が3日、発表された。カエルがどのようにして世界で最も多様な脊椎動物の一つとなったかを明らかにする研究結果だという。 米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された論文によると、10種のカエルが約6600万年前の大量絶滅を生き延びたと考えられるという。この大量絶滅では地球上の生命の約4分の3が消滅したとされている。 大量絶滅を生き延びた10種のうち、3つの主要種のカエルだけが多様化を進め、地球上で生息地を拡大し続けた。存在が知られているカエルは現在、約6700種に上る。現生種のカエルの88%では、これらの
天然樹脂の化石である琥珀の中で、1億年前の恐竜全盛の時代を生きていた鳥の頭・首・翼・尾・足などが見つかりました。 A mid-Cretaceous enantiornithine (Aves) hatchling preserved in Burmese amber with unusual plumage http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1342937X17300527 Bird caught in amber 100 million years ago is best ever found | New Scientist https://www.newscientist.com/article/2133981-bird-caught-in-amber-100-million-years-ago-is-best-ever
オランダ・ライデン自然博物館に展示されているT・レックスの標本(2016年9月9日撮影、資料写真)。(c)AFP/Marten van Dijl 【6月7日 AFP】大型肉食恐竜ティラノサウルス・レックス(T・レックス、Tyrannosaurus rex)は鳥類のような羽毛ではなく、爬虫(はちゅう)類に見られるうろこに覆われていたとする研究結果が7日、英国王立協会(Royal Society)の専門誌バイオロジー・レターズ(Biology Letters)に発表された。 最近の研究ではT・レックスの祖先がうろこではなく羽毛で覆われていたことを示す証拠が見つかったという主張が展開され、T・レックスも同じだったのではないかとされていた。 こうした発見は、T・レックスのような大型恐竜には体を温めたり飛んだりする必要がなかったため羽毛には覆われていなかったという、それまで長年支持されてきた主張に異
発表したのは東北大、なので有り難いことに日本語ドキュメントがあるぞ。 鳥類の進化に関わったDNA配列群を同定―鳥エンハンサーの発見― https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20170203_02web.pdf 元論文はこちら、遺伝学とかの専門用語がわかる人は大元をどうぞ…。 Functional roles of Aves class-specific cis-regulatory elements on macroevolution of bird-specific features https://www.nature.com/articles/ncomms14229 ざっくりとした内容は最初にリンクしたPDFのほう(一般むけプレスリリース)で読み取れる。 鳥を鳥たらしめている羽毛やくちばしを
(CNN) 9900万年前に生息していた恐竜の尾が、琥珀(こはく)の中に閉じ込められているのが見つかったとして、中国やカナダの研究者が生物学会誌の12月号に発表した。恐竜の色や姿を解明する手がかりになると期待されている。 琥珀は干しアンズほどの大きさで、中国の古生物学者シン・リダ氏が中国との国境に近いミャンマー北部の琥珀市場で見付けた。中身は植物だと業者は考えていたという。しかしシン氏は「中身は植物ではなく脊椎(せきつい)動物、恐らくは二足歩行の恐竜だと気付いた」「この標本がどれほど重要かを業者が理解していたのかどうかは分からないが、相手は値段をつり上げなかった」と話す。 論文共著者でカナダの王立サスカチワン博物館の古生物学者ライアン・マケラー氏は、シン氏からこの標本を見せられて「一生に一度の発見だ。細部まで3次元で見ることができる」と驚いたという。 マケラー氏によると。過去には恐竜時代の
Dr. Brusatte, who had collaborated with Dr. Lü on earlier projects, joined the study of Tongtianlong. Oviraptorosaurs are not direct ancestors of birds, but share a common theropod dinosaur ancestor with the lineage that later evolved to birds. Some features like the feathers come from the common ancestor, for display to potential mates or other creatures. “They were like advertising billboards,”
中国東北部の遼寧省にある1億2500万年前の地層から、手足に合わせて4つの翼を持ち、長い尾を駆使して大空を飛んでいたとみられる恐竜「Changyuraptor Yangi(チャンユーラプトル・ヤンイー)」の化石が発見されました。これは、現在の鳥類が持つ特徴に似た構造を持つものであり、以前から唱えられてきた「鳥類は恐竜から進化したものである」という説を裏付けるものとして注目が集まっています。 A new raptorial dinosaur with exceptionally long feathering provides insights into dromaeosaurid flight performance : Nature Communications : Nature Publishing Group http://www.nature.com/ncomms/2014/140
この秋、国立科学博物館では「大恐竜展-ゴビ砂漠の驚異」を開催します。本展では、恐竜の系統進化、生態などの解明に大きく寄与したモンゴル・ゴビ砂漠で発掘された貴重な化石標本を公開します。 モンゴル・ゴビ砂漠は、1922年から1930年にかけて、アメリカのアンドリュース調査隊が、数々の発掘をしたことで、世界有数の恐竜化石産地として世界に知れ渡ることとなりました。ゴビ砂漠で発見される化石は、保存状態のよい良質なものが多いため、今日でも世界中の研究者を魅了し続けています。 本展は、アジア最大の肉食恐竜「タルボサウルス」、大型植物食恐竜「サウロロフス」の全身骨格など、ほとんどが非常に良質な実物化石で構成されます。また 今回、ティラノサウルス類の子ども化石としては世界で最も保存状態の良いタルボサウルスの化石を展示し、そこから読み解く肉食恐竜の成長について 日本人研究者が明らかにした最新研究を紹介します。
大型羽毛恐竜の想像図=ネイチャー提供/ブライアン・チョウ博士作成大型羽毛恐竜の想像図=ネイチャー提供/ブライアン・チョウ博士作成大型羽毛恐竜の尻尾の化石=ネイチャー、ツァン・ハイロン氏提供 鳥のような羽毛をまとった全長9メートルの新種の大型恐竜の化石が中国で見つかった。羽毛のある恐竜はこれまで、体長2メートル程度の種類しか、確認されていなかった。中国とカナダの研究チームが5日付の英科学誌ネイチャーに発表する。 化石は3体分で、中国遼寧省の白亜紀前期(1億2千万年前)の地層から見つかった。化石の分析で、大型肉食恐竜ティラノサウルスの仲間で、最大の個体は全長9メートル、体重1.4トンと推定された。羽毛は15〜20センチで柔らかく、体温を保つのに役だったようだ。研究チームは、ラテン語と中国語で「美しい羽毛の王」を意味するユウティラヌス・フアリと名付けた。 羽毛恐竜はこれまで、全長2メー
決着! 恐竜絶滅論争 (岩波科学ライブラリー) 作者: 後藤和久出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/11/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 19人 クリック: 245回この商品を含むブログ (14件) を見る 昔、金子隆一『大絶滅!』を読んで、隕石説は結構劣勢になっているのか、と一時は思っていたんだよね。金子はプリューム説、つまり地殻変動による火山噴火で恐竜が絶滅したという立場で、今後もそうした地殻変動に備えるような地球管理体制を構築せよ、という勇ましい本だったので結構おもしろく読んだ。 が、本書は隕石説が圧倒的に正しいと主張し、火山説を含む異論について、その問題点を指摘する。隕石説が劣勢に見えたのは、同じ隕石説内でも細かい内輪もめがあって、異論に対する一体的な対応ができなかったから、という。でも実際には、異論のほうがかなりの少数派であって、議論の決着がついていない
「トロサウルスはトリケラトプスだった!」 http://ameblo.jp/oldworld/entry-10595137803.html 2010年7月に書いたブログ記事 トリケラトプスの成熟個体がトロサウルスであり、 両者は同種であるため、 「トリケラトプスの名前が消え、トロサウルスにまとめられる」と・・・。 今からちょうど1年前の大きな話題であったが、 今年の9月9日あたりになって、なぜかこの話題がそっくりそのまま、 再びツイッターで拡散し、 センセーショナルを巻き起こしているようだ! トリケラトプスには子どもから大人になるまでの様々な頭骨が 発見されており、その成長過程がおおよそわかるわけだが、 その過程においてフリルの部分が薄くなっていく傾向にあるらしい。 その行き着く先は開口部のあるフリルをもつトロサウルスになるのではないか ということで トロサウルスはトリケラトプスの成長した
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