山本太郎氏(左)と丸川氏 反原発の山本太郎氏(38)を自民党が警戒している。参院選東京選挙区(改選数5)の各情勢調査では、同党の丸川珠代厚労政務官(42)と武見敬三氏(61)のダブル当選の公算が大きいとされているが、党側は東京を重点選挙区に指定し、危機感を募らせているのだ。 東京選挙区では自民党候補2人のほかに公明党の山口那津男代表(61)、共産党の吉良よし子氏(31)が当選圏内とされ、最後の5議席目を巡って、民主党の鈴木寛元文科副大臣(49)と山本氏がデッドヒートを繰り広げているという情勢。 ただ、自民党都連は16日、緊急選対会議を開催し、伝えられるダブル当選に懐疑的な見解を示した。党関係者は「情勢調査では若者や無党派層の動向が反映されにくく、特に東京は読みづらい。山本氏は5位争いどころか、3位に割り込んでくるようなことになれば、ウチの2人のうち、1人がはじき出される可能性もある」と警戒