祟り神(たたりがみ)は、荒御霊であり畏怖され忌避されるものであるが、手厚く祀りあげることで強力な守護神となると信仰される神々である。また、恩恵をうけるも災厄がふりかかるも信仰次第とされる。 Wikipediaより 場科田大学人文学部の公開講座「ネット界の祟り神」に参加した。 講師はインターネット民俗学の第一人者 禿田禿蔵教授。 場科田大学の学園祭にあわせた公開講座だ。 私は30分ほど遅刻したため、禿田先生の講義はもう後半にさしかかっていた。参加者は思ったより少なく20人ほどで、入り口で資料をもらい、黒板がよく見える席に着いた。 「ネットには疫病神、貧乏神、山の神、死神、鬼神、トイレの神様もいますが、最も注意するのは祟り神です」 マイクを持った禿田先生はそうつぶやいた。板書を見る限り、前半は一般的な「祟り神」について解説していたようで、私が聞きたかったネットの祟り神についてはこれから紹介する