住友信託銀行は2009年1月,営業店統合フロントシステム「i-Ships」を稼働させた。国内の営業拠点63カ所にいる営業部門のユーザーが,顧客に対する資産運用などのコンサルティングを実施する際に利用する。 新システムは,顧客データベース,勘定系システムなどの既存システムから情報を集め,預金やローンの残高,投資信託の運用実績といった,顧客へのサービス提案に必要な情報を表示する機能を備える。従来は,既存システムそれぞれにアクセスして,顧客情報を閲覧する必要があった。顧客ごとの情報を表示する画面では,「来店の連絡を,事前に電話で受け付けた」といった,顧客応対に関連する情報も表示できるようにした。 新システムの大きな特徴は,ユーザー・インタフェース(UI)に,米Adobe SystemsのRIA(Rich Internet Application)技術「Adobe AIR」を全面採用したこと。 A
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