大手牛丼チェーン「吉野家」。1200店以上を展開する吉野家では、牛丼に欠かせない玉ねぎが毎日大量に消費されている。この玉ねぎを処理する過程で排出される、芯などの端材は年間約250トンに上る。消費者に提供できない端材はこれまで、数百万円をかけて廃棄されていた。 吉野家にとっては「コスト」だった玉ねぎの残渣(ざんさ)。今、この「数百万円のごみ」を「年間数千万円の価値」に変えようとしているベンチャーがある。一体どういう仕組みなのか。 野菜の芯や皮などの食品残渣は、環境省の推計によると年間で約2000万トン排出されている。 残渣は家畜の飼料やたい肥などに再利用されることが多いが、食材によっては動物が中毒症状を起こす恐れもある。吉野家では、玉ねぎはコストをかけて処分せざるを得なかった。 そんな吉野家だが、埼玉県にある創業4年目のベンチャー「ASTRA FOOD PLAN(アストラフードプラン、以下ア
![吉野家の牛丼にならなかった玉ねぎ「数百万円のごみ」を「数千万円の価値」に変える方法](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6256a921dcba025a5c7dc62e67be8fab77b7d56f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.loom-app.com%2Fbi%2Fdist%2Fimages%2F2023%2F10%2F24%2Fgyudon.jpg%3Fw%3D1280%26h%3D630%26f%3Djpg)