銀座三越が9月の改装完了に伴ない、中国語を話せるスタッフをコンシェルジュとして設置し、中国人を含む外国人に対する対応を強化するという発表をしました。 こうした事例からも分かるように、中国人の日本における消費は無視できないものになりつつあります。 先日の記事では中国が世界の製造拠点から消費の中心地になると書きましたが、中国人のバイイングパワーは、中国内だけでなく各国市場での消費にも影響を与えます。 (中国市場が消費の中心になると書いた先日の記事はこちら 。) 日本政府観光局(JNTO)によれば、中国人観光客1人あたりの支出額は16万円で、うち物品の購入は8万円程度といい、この金額は欧米人の3倍に上ります。 2009年の中国人訪日者数は韓国、台湾人に次ぐ100万人程度でしたが、2009年7月に観光目的の個人旅行が解禁され、さらに今年の7月からビザの発行要件が大幅に緩和されることを考えると、この