「できるかどうかは仕事をとってから考える」 会社の給与レベルや手当といった 金銭面や待遇面での「量的な」不可逆過程 の次に紹介するのは、「質的」な不可逆変化です。ここでは製品やサービスの品質を取り上げてみましょう。 生まれたばかりのベンチャー企業は、まずは仕事をとることが至上命題ですから、お客様へ提案するにしても、まず「できます」という姿勢は必須です。「 できるかどうかは仕事をとってから考える 」というやり方もあるでしょう。 ここまでの極端な考え方は立ち上げ期が過ぎれば卒業するとしても、若い会社は初めてづくしですから、製品やサービスの品質についても「走りながら向上させていく」のが正直なところではないでしょうか。したがって若い会社には、慎重すぎる人は適していないとも言えます。 手間やコストと品質レベルの関係 創業から歳月が流れるにつれて、創業期の「サバイバル経験」をした人たちにはノウハウが蓄