PC用のディスプレイのファームウェアを外部から書き換えることで、表示する内容を遠隔監視したり、表示内容を操作するという攻撃手法がセキュリティ研究者らによって開発された(MOTHERBOARD)。 これは8月4日から7日にかけて開催されたDEF CON 24で発表されたもの。最近のPC用ディスプレイでは、表示設定を行うためのOSD(オンスクリーンディスプレイ)の実装のためにプロセッサを内蔵しているものが多い。このプロセッサにはディスプレイのパラメータ変更やディスプレイの表示内容の操作といった機能に加えて、任意のコードを実行することもできるという。 発表ではDellの一般的なディスプレイを使い、特別に細工された画像や文書内にエンコードしたコードおよびデータをディスプレイ内にロードさせ、表示内容を遠隔から取得したり操作するデモも行われたようだ。