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「遺族の同意が得られた」理由に 陸上自衛隊は25日、死亡した隊員が第12ヘリコプター隊(群馬県榛東村)の伊沢隆行さんだったと正式に発表した。ただ、経歴や死亡当時の詳しい状況は「遺族の了解を得られていない」として明かさず、他の隊員の詳しい負傷状況なども「個人情報に当たる」と公表を拒んでいる。 陸自は発生当日の23日夜、伊沢さんについて報道陣に口頭で「49歳の陸曹長」と明らかにしたが、氏名は「遺族の了解を得ないと公表できない」と説明。24日夜に報道各社が名前を報じた後も姿勢を変えず、25日午後になって「遺族の了解を得られた」として氏名のみを公表した。経歴などは「遺族が名前のみの公表でお願いしますと話している」として明かしていない。 陸自によると、過去10年で公務中の死亡事故は25件発生したが、犠牲者の氏名公表は3件のみ。「遺族の同意を得た上で、捜査等に支障がない場合は、氏名を公表する」という内
気象庁は21日、活発な火山活動が続いている箱根山(神奈川県)の大涌谷(おおわくだに)で、6月に新たに確認された火口から、噴煙にわずかに火山灰が混じっている現象を確認したと発表した。火山灰の噴出が短時間だったことから、同庁は「現象は噴火だが、住民の不安をあおるなどの防災上の影響もあるので、噴火との表現は適切でない」としている。 箱根山での火山灰の確認は、ごく小規模な噴火があった7月1日以来。大涌谷の火口で21日正午ごろ、火山灰を含んだ噴煙を10秒ほど観測。高さ約10メートルの白色噴煙が一時的に灰色になり、50メートルほどの高さになった。噴火に伴う振動は確認されず、火山性地震も同時間帯に観測されなかった。 気象庁では、火口から火山灰が放出される現象を噴火とする一方、噴火として記録を残すのは「火口から噴出物が100~300メートル飛んだ場合」と説明。6月30日と今月1日のごく小規模な噴火では、火
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