全国医学部長病院長会議は10月20日の記者会見で、文部科学省などと共同で、全国の大学医学部の教育の質を認証する制度の導入に向けた検討を始めたことを明らかにした。来年にも基準を策定し、2013年の認証開始を目指す。 米国で医療行為を行うための資格「ECFMG」の申請に、23年以降は、米国医学校認証委員会(LCME)や世界医学教育連盟(WFME)などの国際的に認められた基準で認証された医学部で教育を受けたことが必要になることを踏まえ、検討に着手した。 日本では現在、日本高等教育評価機構などによる機関別認証制度はあるが、医学部教育に特化した認証制度はなく、このままでは日本の医学部を卒業した人はECFMGを取得できなくなるという。 同会議では、23年に間に合わせるため、13年に1回目の認証を始め、16年には終了することを目標に掲げている。国際基準を満たす認証制度にするため、LCMEやWFMEと