フローとストックの概念は、定義そのままでは理解に困難を伴いますので補足です。身近な例でたとえると・・・。 あなたは、お風呂にお湯を入れようとしています。 蛇口をひねって、お湯がバスタブにたまっていきます。 1分間に1リットルのお湯が蛇口から出るとします。 10分後には10リットルのお湯がたまっています。 フロー変数は、ある期間で定義される量ですから、蛇口からでるお湯の量です。 ストック変数は、ある時点で測ることの出来る量ですから、バスタブにたまっているお湯の量をさします。 あなたの入れているお風呂の能力を聞かれたらどう答えますか? そう、フローもストックも質が違いますが、ともに大事な考え方です。 ちなみに、マクロ経済で定義される貯蓄(今期のGDP(フロー)のうち消費(フロー)されなかった部分)は、ストック変数ではなくフロー変数です。 また、GDPについては、その成長率も大事ですが、同じ程度
企業内コンテンツ管理への意識がこのところ高まっている。日本版SOX法などの影響もあるのかもしれない。さてナレッジマネジメントとして企業内コンテンツ管理に臨むときの第一歩はコンテンツの棚卸であるのだが、この棚卸作業の際に我々が良く使う視点のひとつが情報の種類をフローとストックに分けるというやり方である。 企業内にある知識やコンテンツを一覧に書き出しそれを特徴別に整理分類する作業が棚卸作業であるが、この時にコンテンツの属性ごとにフローとストックに分類するのである。ちなみにこの考え方は、システムを構築するときにマスターとトランザクションを分ける考え方から来ている。例えば情報系システムの場合、、連絡やニュースはフローである。そして規定集やマニュアルといったものがストックの代表的なコンテンツである。 最近はフロー系コンテンツの種類も数も以前より爆発的に増えている。そしてストック系のコンテンツもこのと
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://mojix.org/2005/06/28/232219 が異常にブックマークされているのに驚愕。もしかしてこの例え話はすっかり忘れ去られていた? ざっと記憶をたどってみたけど http://b.hatena.ne.jp/entry/http://sho.tdiary.net/?date=20030204%23p05 2003年2月の時点でただただし氏がblogとwikiの連携と役割分担について触れている。 そして「Wikiばな」というイベント用に書かれた2004年3月の http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.yamdas.org/wikiway/PositionPaper.html yomoyomo氏のポジションペーパーにはっきりと「Blogはフロー。Wikiはストック」という言葉
先日書いたカテゴリの見直しに吉川さんからコメントとトラックバックをいただいた。 それらを読みながら、あらためて考えたことがある。 それは「そもそもフローとストックの境目はどこにあるのだろうか」という点だ。 ある情報が「フローである」「ストックである」と判断される境界線はどこにあるのか。 流れていくのがフローで、蓄積するのがストックだろうか。でもそれではブログはフローではなくストックになってしまう。そもそもオンラインに記録された情報はすべからくストックということになる。 では整理されているのがストックで、整理されないのがフローだろうか。ではフローの情報は整理されたらストックになるのだろうか。整理されるまでもなく、検索すれば十分な場合はどうなのだろうか。 一方で、ストックされた情報であっても、それが固定化されることはあまりないのではないか。流動的に整理され、更新されるとしたら、それはストックだ
ブログってフローじゃねぇ? らしいね。 じゃーストックは? Wikiらしいよ。 参考:Zopeジャンキー日記 :ブログはフロー、Wikiはストック でも、Wikiって地味だよね。 そ、そ、有用なのは分かるんだけど、地味すぎてモチベーション続かない。 だから、Wikiにまとめる作業ってなかなかうまくいかない。 そこで、フローしながらストックするってことで、はてなブックマーク(以下:はてブ)か。 でも、今のところ、はてブがストックとして十分かって考えると微妙ってか、はっきり言ってまだ出来てないと思う。 結局、はてブの成熟待ち? つーかさー、ストックできちゃうと逆に困る場合もでるんじゃね? 参考:一日一喝 | 知的ストックとフロー 二つ目の理由は、ストックなどあっては困る人たちがいるから。仕事そっちのけでブログを書いているような人たちは、書くことが好きなのです。読まれることが好きなのです。ストッ
私は、ソーシャルブックマーク(以下SBM)として、はてなブックマークとLivedoorClipの両方を使ってます。 はてなブックマークは完全にプライベートモードで、仕事関連のページをクリップしています。「あのトラブル、どうやって解決するんだっけ」という場合に、タグの絞込みで簡単にその情報を探せるので、かなり重宝してます。 LivedoorClipの方は基本的に公開。ただ、今から書く記事のモトネタページなど、公開したくないものがある場合は、個別にプライベートにしてます。 (LivedoorClipにした一番の理由がこの「個別に非公開」の機能です) で、メインの目的は「コメント管理」コメントしたところに「commented」タグをつけて、たまに反応をチェックしたり…。 SBMなどで行われるタグ付けによる情報の管理は、ある目的を持ってクリップした情報を探し出すのにはすごく向いていると思います。
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