Bill Thompsonはクリエイティブ・コモンズの批判的な友を自称している。わたしの考え方では、人が必要とするのはそのような友だけだ。しかし、われわれはそもそも争う理由がないところで争っているのではないかと思わざるを得ない(これもまた、最良の友人同士にありがちなことだ)。 Billはmoral rights [日本では“著作者人格権”にあたる]を信奉しており、クリエイティブ・コモンズはそうでないと思っている。より正確には、集団としてのクリエイティブ・コモンズあるいは個人としての私が、moral rightsを“考慮”も“理解”もしていないと考えている。曰く、レッシグとCCは著作権(copyright)を「単なる経済上の問題」と捉えているが、それは「米国の覇権主義」(革命後の抹消語リストに追加のこと)であり、容認できない・してはならないというのがBillの主張だ。 米国を強く批判すること