休憩後の講演は医学実験と比較ゲノム解析に関するもの 「最新医科学に貢献する霊長類―霊長類だから知り得たこと―」 中村紳一朗 滋賀医科大学の獣医師の資格を持つ研究者からの講演.サルを用いた実験がヒトの医療にどのようにに寄与しているかがテーマ.この動物を用いた実験系を「基礎研究」から「応用医療」の間の「橋渡し」として説明したいということで,冒頭では(強引に関西ネタを使って)大阪の海遊館のある天保山からUSJのある桜島まで通常の鉄道を用いると極端な大回りになるが,渡り船を使うと無料ですぐにいけるという話を振っていた.(いまいち会場の反応が薄かったのが残念) 医療の基礎研究から実際の応用の間にはサルやブタを用いた動物実験をよく行う.(体重が問題になる時などサルでうまくいかない時にはブタになるが基本はサル)ただ日本でこれをやっているところは実は少ない.大学,省庁の研究所,民間の薬品,医療機器メーカー