流通、外食産業では人手不足が深刻化している。交流サイト(SNS)など手軽な情報交換が普及し、労働環境が劣悪な“ブラック企業”という口コミが、人材確保に影を落としている。 人手不足により、一時100店舗以上が営業休止に追い込まれたゼンショーホールディングス(HD)が展開する「すき家」。労働条件の改善をめぐり、ネット上ではアルバイト店員に対し「今月29日に一斉欠勤のストライキを起こそう」という呼びかけが広がっている。同HDはすき家を全国7地域に分社化して、人手不足に対応する方針だが、先行きは不透明だ。 中堅スーパーいなげやの成瀬直人社長は、「ネットで誰かが書き込むと、次の日にはその会社がブラック企業との評価を受けてしまう」と、ネットの風評に左右される深刻な雇用状況を打ち明けた。
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