パチンコの「3店方式」 パチンコ店を全国展開する業界大手のダイナムジャパンホールディングス(本社・東京都荒川区)は、香港証券取引所に上場する方針を固めた。経営内容を公開し、社会的信用を獲得する思惑がある。週明けに正式な手続きに入って投資家を募り、月内にも国内外で業界初となる上場をめざす。 パチンコ業界は賭博罪にあたる可能性が指摘されて日本国内では上場が認められてこなかった。海外での上場は論議を呼びそうだ。射幸心をあおってギャンブル依存に陥らせるなど社会問題への懸念は根強く、上場して資金調達する以上は企業の社会的責任を果たすよう求める声も強まりそうだ。一方、財務諸表などが公開されることで経営の透明化が進むとの見方もある。 2011年3月期の連結決算では、ダイナムの売上高は約8500億円で業界2位。市場関係者によると、資金調達額は日本円で二百数十億円になるという。実現すれば、日本企業が香