【ニューヨーク=丸石伸一】米ソフトウエア最大手のマイクロソフトが23日発表した09年4〜6月期決算は、売上高が前年同期比17%減の130億ドル(約1兆2500億円)、純利益が同29%減の30億4500万ドル(約2900億円)だった。86年の上場以来初の減収となった1〜3月期に続く減収減益で、業績悪化を止められなかった。 減益決算は3四半期連続。クリス・リデル最高財務責任者(CFO)は同日発表した談話で「世界的なパソコン需要の減少や、厳しい市場環境による悪影響が続いている」と説明した。 主力の基本ソフト(OS)部門の売上高が、パソコン市場の低迷のあおりで同29%減の31億800万ドル(約3千億円)と落ち込んだほか、企業向けのサーバーやコンピューターゲーム機など主要部門がすべて減収になった。