【7月4日 AFP】英フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)紙は3日、世界銀行(World Bank)が中国政府の圧力を受け、自身の報告書から同国の環境汚染に関する記述を一部削除していた事実を伝えた。 同紙によると、中国政府は「Cost of Pollution in China」と題する世銀の報告書が「社会不安を引き起こしかねない」と主張、同報告書の3分の1を削除させることに成功。削除された部分には「中国では環境汚染が原因で毎年75万人が若くして死亡している」との調査結果も含まれていたという。 国家環境保護総局(State Environment Protection Agency、SEPA)と衛生部が世銀に対し、2006年に完成した同報告書の草案から、この調査結果を削除するよう要請した。 フィナンシャル・タイムズ紙によれば、報告書に盛り込まれる予定だった、もっとも多
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