「歯に衣着せず」、「サバを読む」など、普段の会話の中で、何気なく使っている慣用表現。意味をきちんと理解して使えているでしょうか。耳で覚えた表現を、意味や読み方を確認しないまま覚えていませんか? よく使いながらも、ちょっと自信がないという表現があれば、これを機に確認してみてくださいね。 間違いだと気付かずに使っていませんか? 「音は、似ているけど意味が違う」「似た言葉と混同している」など、間違いに気付かないまま使っている慣用表現は、結構あります。 ×取りつく暇もない ○取りつく島もない 「話しかけても、ちゃんと答えてくれる余裕がないほど忙しい」という状態を「取りつく暇もない」と覚えている人、いませんか? 正しくは「取りつく島もない」です。航海中に遭難したときに寄航できるところで「島」という意味。「島」は、頼りや助けになるもの。つまり「頼りになるようなところがなく、どうしよう