中国で書かれたSF小説、三体の三部作を読み終わった。オバマ大統領もおすすめ。 1作目=面白い 2作目=怒涛の面白さ 3作目=壮大なエンディングでまさにスペースオペラ。1作目が箱庭に感じられる という感じでございます。 三部作の名称は、中国語では「地球往時」、英訳は「Remembrance of Earth’s Past」となっており、プルーストの「失われた時を求めて」=Remembrance of Things Pastになぞらえた感あり。なんだかもうこれを書いたら引退したくなるんじゃないかという力作でありました。 なお、英訳に訳したのは、中国で生まれ11歳でアメリカに移住、ハーバードでコンピュータサイエンスを学んだのち同じくハーバードのロースクールを卒業、弁護士にしてプログラマ、かつ自らもSF作家のKen Liu。 一方日本語訳は「光吉さくらとワン・チャイの共訳による翻訳原稿を、中国語の