今回紹介するのは、重複を除いた形でデータの一覧(リスト)を作成してくれる関数UNIQUEの使い方だ。UNIQUEは2019年12月にリリースされた関数で、最新のExcel 2021とMicrosoft 365でのみ使用できる関数となる。使い方次第で便利に活用できる関数となるが、そのためには基本的な動作を把握しておく必要がある。 UNIQUE関数の基本的な使い方 関数UNIQUEは、重複しているデータを処理するときに便利に活用できる関数だ。たとえば、重複しているデータを除いた形で「データの一覧」(リスト)を作成したい場合などに活用できる。 UNIQUE関数を使ったデータ数のカウント 言葉で説明するだけでは理解しづらいと思うので、具体的な例を紹介していこう。以下の図は、あるネットショップにおける2024年1月の販売状況を記録したものだ。商品が購入された「日付」と購入者の「氏名」、そして「購入金
今回は、関数LETの使い方を紹介していこう。LETは2020年11月にリリースされた新しい関数で、最新のExcel 2021とMicrosoft 365でのみ使える関数となる。その機能は「変数を定義し、その変数を使ってさまざまな処理を実行できる」というもの。他の一般的なExcel関数と比べて、かなり趣の異なる関数といえる。詳しく解説していこう。 関数LETの基本 関数LETは「変数を使ってプログラムにように記述できる関数」としてリリース時から注目を集めてきた関数だ。2024年2月時点において、Excel 2021とMicrosoft 365でのみ使用できる、まだまだ歴史の浅い関数といえる。 関数LETについての巷の感想は、「とても便利な関数」という人もいれば、「あまり意味がない」とか「むしろ混乱を招くだけ」という人もいる、評価の分かれる関数になっているようだ。「実際にどうなのか?」を各自で
Excelのワークシートは、データベースとして使用するのに最適です。10,000件程度のちょっとしたデータベースでしたら、専用のデータベースソフトを使うまでもなく、Excelで十分に運用できます。ただし、そうしたデータベースをマクロで操作するときには注意が必要です。特に、他の言語は詳しいけれど、Excel VBAは苦手…というプログラマは気をつけてください。マクロ記録に頼った、わざわざ遅いコードでシステムを作成して「やっぱ、Excelでは無理っぽいな~」と嘆くことになりかねません。ExcelにはExcelの流儀があるのです。ここでは、Excelをデータベース的に活用する基本を解説しましょう。 検索の基本はFindメソッド データをカウントする オートフィルタで抽出する 計算式を埋め込む リレーショナルデータベースのように使う 画像付きのインターフェイスを作る
はじめに 皆さんはどのように日々のデータを管理していますか? 筆者の所属する組織では、ほとんどExcelで管理されています。どんなデータが、というと、ほぼ全てのデータです。 組織全員が使用するようなシステムにデータベース等(Access, 各種SQL)は使用されていますが、日々の仕事を行う上では個別にツールを作るようなことはせず、データ管理をExcelに頼り切っています。 当然ながら、コンピュータの知識はみんなほとんど持っていません。Word, Excelが使える程度です。 筆者はデータ解析を行っていますが、普段はオフィスワークでデータ解析とは遠い場所にいます。アプリケーションの作成も、簡単なものしか経験がありまえん。 そんなオフィス環境・経験において、筆者が部署内共有データベースを作成することになった話です 環境構築までの検討内容 共有したいデータは、毎日増え続ける顧客データのようなもの
xlsxファイルに対してSQLを実できるxlsxsqlというツールを作りました。 GitHubのxlsxsqlからダウンロードできます。 これは何? xlsxsqlは、xlsxファイルに対してSQLを実行するツールです。 また、CSV,LTSV,JSON,YAMLといったファイルに対してSQLを実行することもでき、その結果をxlsxファイルに出力することもできます。 trdsqlにxlsxファイルの読み書き機能を追加したものになります。 使い方 単純にファイルをテーブルとして指定できます。 -oまたは-outオプションは出力ファイル形式を指定します。 CSV, LTSV, JSON, JSONL, YAML, TBLN, AT, MD等が指定できます。
創業時に会社が取り組むべき資金調達、営業、経理、総務、オフィス環境、ITツールなどの情報を1冊にわかりやすくまとめた、起業家向け経営ノウハウ誌「創業手帳」が主催した「創業手帳EXPO」に、累計40万部突破の『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』の著者で、株式会社すごい改善の代表・吉田拳氏が登壇。「2週間の時短」を実現した事例や、Excel・脱Excelの判断基準などを語りました。 Excelを経営課題と考える社長や管理職の少なさ 吉田拳氏(以下、吉田):遅ればせながら、ここで簡単に自己紹介をさせていただこうと思います。あらためて、私、株式会社すごい改善の吉田拳と申します。 弊社は2010年に創業し、間もなく14期目を迎えます。事業内容は、企業向けにExcelの効率化支援を行っています。本も出していて、『たった1日で即戦力になるExcelの教科書』などの著書が、おかげさまで40万部と
excel-macro-vba_skill ExcelマクロやVBAのスキルを高めても組織で評価されないならデータベース化すべき理由 日々、データ集計用のExcelファイルを更新されている皆さん。 私たちはいったい、一日に何回ぐらいExcelを開いているのでしょうか? ふとそんな疑問が湧いてしまったのは、先日SNSを覗いていた時に流れてきた「Excelスキルが高くてみんなの役に立っているはずなのに、職場で評価されない」といった内容のトピックでした。 ExcelマクロやVBAのスキルを高めても組織で評価されないならデータベース化すべき理由 そこでのやり取りには大きく2つの論点があって、「Excel集計作業が高い頻度で発生するならマクロやVBAのスキルを駆使して自動化するのはあたりまえ。」という意見が大勢を占めつつ、それに対して「共同作業や引継ぎがスムーズにできない属人化Excelなら安易に作
連載目次 河野太郎衆議院議員が行革推進本部で文科省に対し「神エクセル」の全廃を指示したそうだ。河野議員本人がそれをツイートしたことで「神エクセル」問題が再燃した。「再燃」というのは、以前、2013年に三重大学の奥村晴彦氏が問題提起したことで、Twitterなどで盛り上がった過去があるからだ。 参考リンク:「『ネ申 Excel』問題」 「神エクセル」とは、紙へ印刷することを前提に、セルの結合や罫線(けいせん)機能などをフルに使い、見栄えを優先して作ったExcelファイルのこと。「紙」が転じて「神」と表記するようになったネットスラングである。「ネ申エクセル」などと表現される場合もある。 「神エクセル」は、国会議員が役所に全廃を指示するくらいの大問題なのだろうか。恐らくデジタル系の職業に就いている人の多い@ITの読者であれば、間髪入れずに「大問題だ!」と叫ぶことであろう。例えば、次のようなシチュ
クラスモジュールを使った実用マクロ クラスモジュールは使い方がわかればとても便利な仕組みです。 けれどもなかなかそれを使っている ユーザーはいません。 使い道が分からないとか、使かなくても何とかなるというのが理由のひとつです。この記事では実際に使う事のできるコードを紹介します。 正規表現はどういうものですか? 正規表現は、特定のパターンに一致する文字列を見つけるための便利なツールです。 電話番号のリストの特定の番号を抽出したり、記入ミスのある番号を探したりするのに役に立つ例をみてみましょう。 クラスモジュールの基礎と使い方1 ある程度 VBA の経験を積んでくるとクラス、クラスモジュールあるいはオブジェクト指向、などといった言葉が目につくようになります。 しかしこれらについて詳しく書かれている参考書はありません。 なぜでしょう。それはクラスを使わなくても、そこそこVBAが使えるからです。
「mockaroo」はダミーデータを1000種類自動生成してくれるサービスです。開発時に必要なダミーデータを大量に一括生成してくれますよ。フォーマットは、CSV, JSON, SQL, Excel形式です。SQLはテーブル名を指定すると、INSERT文を自動生成してくれるので便利でした。 以下に使ってみた様子を載せておきます。まずmockarooへアクセスしましょう。 キーに対する値を入れていきましょう。一定確率で空要素も指定できますね。 どのようなデータを入れるかは、一覧から選択できます。100種類近くあるのできっと最適なデータが探せるかと思います。 JSON形式で生成した結果です。全部で1000種類のダミーデータが一括で作成できました。開発中にダミーデータが大量に欲しいときにぜひ使ってみてください。 mockaroo (カメきち)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く