まだ私がコンサルティング会社にいたころ、徹底的に訓練されたために、よく記憶に残っている項目が2つある。 1つは、「結論から言う」こと。これは別の記事に書いたので、詳細は割愛する。 そして2つ目が、今回のテーマである、「中学生にもわかるように書け」だった。 だが、これは、習得が極めて難しかった。 「中学生にも」と言うだけなら簡単だが、実践の指針がなく、上司などのレビューに頼っていたからだ。 実際、私は上司に資料を提出すると、しばしば「分かりにくい」と指摘をもらい、赤入れされた。 ただ、いつも気になっていた。 書き直すのはいい。私が未熟なのもわかる。 だが、「中学生にも」というのは、いくらなんでもお客さんを馬鹿にし過ぎではないか、と。 相手はいい大人だ。 しかし、私が一人でお客さんのところへ行くようになると、上司が「中学生にもわかるように」と言った意味がよくわかった。 なぜなら、誤解を恐れず言