岡山県倉敷市立老松小学校の6年生35人の元を訪れた浅草キッドの水道橋博士は、彼らに自分と同じ体験をしてもらおうと計画。その体験とは、小学生3年生から書き続けていた日記を50歳のときに実家で発見し、それを元に自身の年表を作ったことだという。博士はそこに客観的な評価を書き加えたところ、これまでの自分とは違う、新しい自分が見えてきたと語る。 授業では子供たちがさっそく自分の年表作りにチャレンジ。いいことだけではなく、苦い経験も書くことに。「嫌いな食べ物を克服した」「初めて人を好きになった」など、12年の記憶を必死に掘り起こす子供たち。その年表に対して、同じ教室で共に過ごしてきた友人や家族が忘れられない出来事を追加していくと、そこには自分が思い描いていた人物像とは異なる実像が浮かび上がる。 まだ小学校という狭い世界しか知らず、些細なことで傷ついたりコンプレックスを持ったりする後輩たちに、辛いこと、