『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)を筆頭に数々のバラエティ番組の構成を手掛ける高須光聖氏。何かと自粛ムードの現状のテレビ業界に対して、真摯な想いを明かしてくれた。 ■アツアツあんかけ対決はもう視聴者が許してくれない ──『ガキの使い』も放送開始から25年が経過しました。“マスとコア”をここまでバランスよく満足させたコンテンツもそうそうないですよね。 【高須】そうですよね。やっぱり、ふり幅が極端にデカいのが『ガキの使い』なんですよ。大みそかの『笑ってはいけない』みたいに、皆さんが楽しんでもらえるような企画もあれば、コアな層が喜ぶヘイポー企画みたいなのもあってね(笑)。やっぱり僕なんかはヘイポー企画みたいな“ゲスさ”もバカバカしくて好きなんですよ。僕の中ではお笑いのバラエティの企画って、大きく2つに分かれるんですよ。ひとつは“企画もの”、もうひとつは“創りもの”。 ─