内閣府は中長期の経済や財政について新たな試算をまとめた。政府が掲げるプライマリーバランス(=国と地方の基礎的財政収支)の黒字化を2025年度に実現するという目標の達成について、改めて困難だとしている。 この試算は内閣府が31日、経済財政諮問会議に提出したもの。それによると、2020年代前半に今より高い経済成長を実現した場合でも、プライマリーバランス黒字化の目標としている2025年度は、2、3兆円程度の赤字となる見通しで、赤字幅は半年前の試算からおよそ2倍に膨らんでいる。 黒字化が実現するのも、半年前の試算から1年遅く、2027年度としている。 内閣府は、2025年度の黒字化目標を達成するには、経済成長とともに、歳出改革が必要だとしていて、改めて財政再建の難しさが浮き彫りとなった形。
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