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scienceとfoodに関するoptical_frogのブックマーク (10)

  • 消費者委員会と「あるある」問題 - 松永和紀blog

    健康品管理士認定協会理事長の長村洋一先生が、決心して協会のウェブサイトで告発された。 私は、事実のみを簡潔に書こうと思う。そのうえで、長村先生の告発文をお読みいただきたい。 消費者委員会は6日に開かれた第2回委員会で、「新開発品調査部会」を設置することを決め、部会長に田島眞・実践女子大学生活科学部教授を充てることを決めた。この部会は、設置・運営規定の第3条によれば、「健康増進法の規定に基づき、販売に供する品につき、内閣総理大臣が、特別の用途に適する旨の表示をしようとする者に当該表示の許可を行うとき、及び当該許可に係る品について、新たな科学的知見が生じたときその他必要があると認めるときに、内閣総理大臣の求めを受けて調査審議する」となっている。 もし、花王がエコナの特定保健用品の失効届を出していなければ、この調査部会の最初の審議対象は、エコナになったはずだ。 それを踏まえて、田島教授

    消費者委員会と「あるある」問題 - 松永和紀blog
  • エコナ問題で思うこと - 松永和紀blog

    時間がなく、非常に粗い原稿をすっ飛ばして書いている、という前提で、お読みください。とても長いです。 さて。 エコナの問題は、二つの事柄がごちゃごちゃになって語られていて、混乱を来しているように思うのだ。 (1)発がん物質への対応 品中に含まれていて、これまでも普通にべていた数々の物質の中に、体内で発がん性に変わる可能性のあるものがあった。それが、今回の場合はグリシドール脂肪酸エステル。品中の物質は、調べようと意図して測定してみてはじめて、その物質が存在するかどうか、どのくらい含まれているかどうかが分かる。これまでは、だれも調べていなかったけれど、ドイツでの研究によって用油中に存在することが確認された。今でも、定量法は確立していないし、体内で発がん性があるとされるグリシドールにどれくらいの割合でなるか、発がん性はどれくらいの強さなのか、よくわかっていない。 こういうことはよくある。ア

    エコナ問題で思うこと - 松永和紀blog
  • ぷろどおむ えあらいん エコナはどのくらい危険なのか

    拍手コメントでリクエストをいただきました。 今回、エコナが発売自粛しましたよね。発がん性の恐れのある「グリシドール脂肪酸エステル」か基準より多く含まれているとのことで・・。この件をとりあげてください(T_T) トクホマークがついてたのに、こんなのって・・。使ってたのに、ショックです。今からやめても間に合うでしょうか>< 結構話題になっているようですね。 私も新聞報道では知っていたのですが「花王も大変だねぇ」くらいの軽い感想しか抱きませんでした。なので,リクエストをいただいて検索してみたら意外と,というか予想以上に軽いパニック状態になっている方がいることに驚いてしまいました。 いつものようにこの後長い話が続きますので,結論だけ先に列挙します。 1. 今からエコナの使用を中止しても十分に間に合います。 2. 今回問題になっているグリシドールに対する感受性がずば抜けて強い体質のヒトでない限り,エ

  • 野菜は毒? - 野菜に関する怪情報を探る

    「ゲッチュ先生の野菜探訪記(木魂社)」というを読みました。動物のように動けない植物は、ケミカルディフェンスといって化学物質を体内にため込んで、これを武器に摂から逃れようとしているということを、野菜にもあてはめておもしろく解説されています。ワサビをテントウムシの背中に塗ったら死ぬ、アブラナ科野菜のS-メチルシステインスルホキシドでウシが溶血性貧血を起こす、タマネギでイヌが溶血性貧血を起こすなど例示して、こういったものを平気でべられる人間こそが「変態」とのこと。 こうした有毒成分としてワサビの場合はイソチオシアネートが知られています。S-メチルシステインスルホキシドは、ニラのニオイのもとですし、タマネギの溶血成分は、イソアリルシステインスルホキシドでしょう。こうした成分は、このブログでよく紹介するような「***事典」の類のでは、これらの野菜の「健康成分」として大々的に宣伝されています。

    野菜は毒? - 野菜に関する怪情報を探る
  • [NHS]オーガニック食品は「良くはない」 - 2009-08-03 - 食品安全情報blog

    2009-08-03 ルーピン種子毒性 オーストラリア 警告 ProMED Lupin seed toxicity - Australia: alert 02-AUG-2009 http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:4719811945974887::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,78598 Brisbane Timesから 健康によい豆には一つ問題点がある:ヒトを殺… 2009-08-03 研究、教育、協調:米国栄養士会は糧と水の安全性についてのポジションペーパーを発表 論文 Research, Education, Collaboration: American Dietetic Association Releases Position Pape

    [NHS]オーガニック食品は「良くはない」 - 2009-08-03 - 食品安全情報blog
  • 吉川泰弘教授のインタビュー - 松永和紀blog

    全頭検査は当にムダなのでしょうか? (ナカ モトヤ) 2009-08-01 15:01:11 はじめまて。 松永さんは、常々「全頭検査」は全くのムダと一刀両断にされておられるようですが、当にそうでしょうか。 私には、二つのメリットがあるように思います。 1.24ヶ月齢以下の牛が誤まって混入する可能性もあり、それを防ぐためのダブルチェックとしての役割 2.24ヶ月齢以下の検査をしないことになると検査忌避のために、却って24ヶ月齢以上の危険な牛が月齢偽装されノーチェックで出荷されてしまう危険性が発生するものと思われますが、それを回避できる。 松永さんのご見解をお聞かせいただければ幸いです。 返信する 自民党の責任 (民主党がんばれ~) 2009-08-01 17:46:43 ついでに、BSE問題のとき、最も重要な対策であった牛のピッシング廃止の対応に十分な予算と強力な指示を出さなかったため

    吉川泰弘教授のインタビュー - 松永和紀blog
  • オーガニックと栄養価と安全性:わかっていないのは誰か【追記あり】

    またの名を「PSI九段下ニセ科学研究所」とか「PSI九段下総研」とか 『ポピュラーサイエンス日版』から『家電批評』『MONOQLO』と渡り歩く「ニセ科学研究所」のBLOG 有機栽培農産物が栄養的に優れているわけではないという発表のことが、あちこちで──いつも見ているブログや、それ以外でも──話題になっていた。 有機栽培は「栄養的に優れている」事を意味しない(科学ニュースあらかると 2009年07月30日) オーガニック(有機)品に栄養的優秀性みとめず(内科開業医のお勉強日記  2009-07-30) 国内の報道はこれぐらいかな? 「有機」に健康効果なし=一般品と栄養変わらず-英調査(時事 2009/07/30) で、これらを見て、ぼくは「???」となっていたのだ。 だって、有機栽培って農薬や化学肥料を使わない(あるいは定められた基準に従って、わずかしか使わない)ということじゃなかった

    オーガニックと栄養価と安全性:わかっていないのは誰か【追記あり】
  • 食品安全委員会の吉川教授参院不同意と、中西準子先生の論文 - 松永和紀blog

    記事をあげるのが、予告よりかなり遅くなってしまいました。お許しいただき、おつきあいください。 品安全委員会の委員として吉川泰弘・東京大学大学院教授を任命する人事案が5日、参議院で不同意となった。民主をはじめとする野党4党の議員が反対した。 その理由について、毎日新聞は5日付で次のように書いている。 『民主は「吉川氏が05年に品安全委プリオン専門調査会座長を務めていた際、牛海綿状脳症(BSE)問題で輸入が止まっていた米国産牛肉の輸入再開を事実上容認する答申をまとめた」と説明している。』 朝日新聞は14日付で、『野党側は、05年当時、吉川氏が米国産牛肉輸入再開を事実上容認する答申をまとめる立場だったことを問題視した』と書いた。 『米国は牛肉の輸入再開を要求。日政府は「科学的に判断する」として安全委に諮問。同調査会は「データが少なく科学的評価は困難」としながらも、「脳や脊髄(せきずい)など

    食品安全委員会の吉川教授参院不同意と、中西準子先生の論文 - 松永和紀blog
  • 〔PDF〕 「食品安全のための科学」に関する会長談話 (日本学術会議会長 金澤一郎) 2009/06/30

    品安全のための科学」に関する会長談話 つい先ごろ、参議院会議において、内閣府品安全委員会の下に設置され たプリオン専門調査会の座長であった科学者を、品安全委員会委員に推す人 事が否決されました1 。科学者が直接責任を問われるのは、故意に不正行為(ね つ造、 改ざん、 盗用など) を行った場合と科学的判断を誤った場合などですが、 問題にされた事例はそのいずれにも当てはまりません。 この出来事の根底には「安全のための科学」に対する重大な誤解があると考 えられますので、国民の皆様に正しいご理解をいただきたいと考え、談話を発 表することにしました。 品の安全を守るためには、科学的観点のみから行う「リスク評価」の実施 が重要です。これは、例えば品中に含まれる有害な微生物や化学物質などを 摂取した場合、どのくらいの確率でどの程度健康への悪影響が起こるのかを科 学的に評価するもので、 これ

  • スチュワーデスが見える席

    あるリンゴに関していささか憤慨している。いや、リンゴが悪いわけでもそれを育てた人に腹を立てているわけでもない。たまたま「奇跡のリンゴ」という話を聞き、どれどれと調べていくうちに嵐のような賛美の声を目の当たりにし、それを読んでるうに熱いものが腹の底からこみ上げてきたのである。 この、奇跡のリンゴなるものの存在を知ったのは、中村修二氏と先日話したことを基に、別の記事を書いている最中だった。聞いてしまったばっかりに、俄然そちらに注意が奪われてしまい、仕事が前に進まなくなってしまった。そんなことで今回は、「それはしばらく後にしたら?」というもう一人の自分の声に抗って、これをテーマにすることにした。というのも、「インチキまくら」とか「天然疑惑」とか、どうも最近この手の話が多いのである。だから、「あぁ、またその手の話ね、聞き飽きたわ」という方も少なからずいらっしゃると思う。それを無理にお引止めすること

    スチュワーデスが見える席
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