日本版SOX法への対応では,データベースへのアクセス記録を証跡として残す「データベース監査ツール」が威力を発揮する。主な機能は,記録,警告,集計・レポートの3つ。記録する情報の抜けやきめ細かさをチェックする必要がある。 「個人情報保護法」と「日本版SOX法」。これらの法律に適応するには,データベース(DB)へのアクセス制御を厳格化すると同時に,アクセス記録を証跡として残す必要に迫られる。こうした背景から,「DB監査ツール」の注目度が一気に高まった。 単にDBへのアクセスを記録するだけであれば,商用DBMSの多くが搭載する「監査機能」を使えば済む。それでも現場担当者はDB監査ツールを導入している。なぜか。2005年夏,DB監査ツールの導入に踏み切ったアクサテクノロジーサービスジャパン(AXA TECH)の宮下俊之氏(サービスデリバリ テクニカルサービス インフラ戦略&プランニングマネージャー
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