市場の独占が起きると技術革新のペースが遅くなり、価格の停滞もしくは上昇に繋がる。独占とはいかなくとも、あまりにライバルが不甲斐ないと同じようなことが起こる。これがCPUの世界でも起こっているようだ。TECH REPORTの調査によれば、x86プロセッサ市場において、IntelのCPUはあまり値下がりしていないという傾向が見つかったらしい。原因は過去数年間にわたるAMDデスクトップ・プロセッサの性能向上の低迷だ(TECH REPORT、本家/.)。 現在販売されているx86プロセッサについて50週分の価格下落率を調査したところ、価格が10%以上下落しているIntel製プロセッサはまれだったのに対し、AMD製プロセッサのほとんどは20%以上価格が下落しているという結果になったという。Intel製プロセッサで例外と言えるのは、Core i3-540の下落率20%くらいだ。このプロセッサはAMDプ