はじめに 座り込む人たち もうダメです。 手遅れです。 わが国は完全に危険水域を突破し、崩壊への道を突き進んでいます。 あらゆる兆候がそれを示しています。 先日、こんなニュースが流れました。 松井一郎大阪府知事は九日、関西電力大飯原発三、四号機(福井県おおい町)が 再稼働しない場合に懸念される電気料金の値上げについて言及し、値上げが実施されれば「反対(の意思表示)で橋下徹大阪市長と二人で関電前で座り込みをするしかない」と述べ、関電側を牽制した。(『産経新聞』二〇一二年五月一〇日) 結局、原発は再稼動しましたが、それにしても深い精神の病を感じます。 要するに、自分が誰なのかわからなくなっているのです。 権力を発動する側の人間が、座り込みを始めるというのですから。 二〇一〇年一月、首相の鳩山由紀夫は、政治資金規正法違反事件で検察の追及を受けていた小沢一郎に対し、「どうぞ戦ってください」と述べて