NPO型オンラインメディア「ボイス・オブ・サンディエゴ」を支える5つの収益源 全米各地で生まれる新しい調査報道メディアの挑戦 2005年2月、南カリフォルニア・サンディエゴで民間非営利団体(NPO)形態のオンライン新聞「ボイス・オブ・サンディエゴ(VOSD)」が創刊された。 前回(「新メディアの実験場」サンディエゴで活躍する調査報道専門NPO」)も触れたように、同紙創刊の最大の支援者が地元ベンチャーキャピタリストのバズ・ウーリーだ。創刊時に35万ドルの資金を拠出したうえ、その後も毎年寄付を続けている。彼の累計寄付額は130万ドルに達している。 ウーリーはVOSD創刊時に1つの条件を設けた。それは「長期的に持続可能なビジネスモデルにするため収益を多様化すること」だった。営利企業として利益を出すのは難しいが、NPOとして収益基盤を安定化させることは可能――こんな考え方が背景にあった。 この条件
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