【ニューデリー杉尾直哉】アフガニスタンの旧支配勢力タリバンは10日、米同時多発テロから10年を前に声明を発表。「事件とアフガン人は無関係で、我々は米側に公正な調査を求めてきたが、米国と同盟諸国は返答の代わりに巡航ミサイルや劣化ウラン弾を含んだ武器を送りつけてきた」と述べ、米国によるアフガン戦争開戦を改めて批判した。 また、「米国は何万人ものイスラム教徒を殺害し、アフガンを植民地支配しようとしている。米国が歴史のくず箱に放り込まれるまで、アフガン人は長い戦争を続ける」とし、今後も戦闘を続けると宣言した。 【関連記事】 【あれから10年…】連載 「9・11」後の10年 <石原幹事長の発言>米同時多発テロ:自民・石原幹事長 講演で「歴史の必然」 <オバマ大統領は>米同時多発テロ:11日で10年 大統領「未来に目を」 <日本人遺族の苦闘>米同時テロ:日本人遺族、米文書判読できず苦闘10