兵庫県議会は6日、指定暴力団山口組の直系組長が神戸市内のマンションなどで滞在拠点を運営することを禁止する「暴力団排除条例案」を全会一致で可決した。同様の条例を既に6府県が制定しているが、滞在拠点を規制するのは全国初。施行は来年4月。山口組の司忍(つかさしのぶ)(本名・篠田建市)・6代目組長=銃刀法違反罪で服役中=が来春、出所するのを前に、暴力団組織の締め出しを目指す。 県警によると、山口組は6代目体制になって以降、組織の求心力維持のため、直系組長85人(6日現在)に対し神戸市灘区の総本部への日参を指示。県外に事務所を持つ組長は総本部へ通うための滞在拠点を同市内に相次いで開設した。これまでにマンションなど約30カ所が確認されており、県警や住民らが対応に頭を悩ませていた。 条例では、滞在拠点を「暴力団幹部が暴力団の活動のために行う連絡または待機の用に供される施設」と定義し、暴力団事務所に準
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く