印刷 自転車で危険な運転をする人を検挙するよう市長から警察に要請できる大阪府摂津市の条例案が、29日にも市議会で可決・成立する。4月1日に施行される予定。自転車の安全運転のルールを定めた条例は全国に広がっているが、警察への検挙要請条項を定めた条例は全国でも珍しい。 摂津市は市全域が平らで路線バスの運行本数も少ないため、自転車を利用する市民が多く、自転車のマナーに関する市民の相談や苦情も多数寄せられている。このため、市は市議会に「自転車安全利用倫理条例案」を提案。携帯電話をかけながらの運転や、ベルをむやみに鳴らして歩行者をどかすような運転をしないよう求めている。 さらに条例案では、このように他人に危害を及ぼし、迷惑をかけるような運転をする利用者に対し、市長が必要な指導・警告をすることができ、必要に応じ検挙するよう警察署長に要請できる、と定めている。 購読されている方は、続きをご覧いただ