ジャズジャパン創刊号 7月号で休刊したジャズ専門誌の老舗(しにせ)「スイングジャーナル」の編集長だった三森(みもり)隆文さんが新雑誌「ジャズジャパン」を立ち上げた。電子書籍や音楽配信と組み合わせて本業の雑誌を支える考えだ。 ジャズジャパンは月刊で、8月に創刊号、今月25日に第2号を各1万5千部発行した。 広告の減少でスイングジャーナルは休刊に追い込まれた。「インターネットの音楽配信を利用し、CDの購入に消極的な層が増えている。彼らは紙媒体からも離れつつある」。危機感を募らせた三森さんは、音楽、映像に自在に接触できる電子書籍に力を注ぐ。 iPad(アイパッド)などの端末を対象に毎月、ジャズジャパン発行と同時に配信。雑誌本体から抜粋した情報やアーティストの動画などを載せる。批評文を読みながら音楽をネット経由で試聴したり、音源を有料でダウンロードしたりできる。ライブ紹介の記事からチケット