東京都の築地市場(中央区)から豊洲市場(江東区)への移転問題について、小池百合子知事は24日、市場の経済性などを検討する全庁組織「市場のあり方戦略本部(仮称)」を設けると定例記者会見で発表した。経済性を新たな判断材料とする作戦だが、「先延ばし」との批判も上がる。会見では7月の都議選で移転問題を「旗印には考えていない」と述べるなど、トーンダウンした。 小池氏は、豊洲の安全性や安心面の検証を待って移転可否を判断するとし、都議選での争点になるとしてきた。だが、外部有識者の専門家会議は19日、「科学的に安全」と強調。小池氏も都議会で築地との違いを自民党に追及され、「(豊洲は)法的には(基準を)カバーしている」と認めるしかなかった。都関係者によると、小池氏の側近らが「安全よりも事業継続性を争点にすべきだ」と議論の転換を進言したという。
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