岸田さんが予定を優先させざるを得なかった“大物” しかし、実際に起きていたことは、官邸と自民党との間での調整がなされている最中に「財務省が横やりを入れた」形で金額を被せてきたわけではありませんでした。 本来なら自民党の平場の会議が終わった後で、党で話し合われた金額を受けて岸田さんが官邸で財務大臣の鈴木俊一さんと2次補正予算について議論するべきでした。しかし、実はその直後に滑り込んで入ってきた予定を岸田さんは優先させざるを得なかったため、前倒しで、平場の会議をやっている時間帯に財務大臣の鈴木さんが総理大臣の岸田さんと面談していたという話になります。 その面談する相手こそ、俺たちの読売新聞代表取締役主筆として戦後政治に名高い超大物ジャーナリスト・渡邉恒雄さんでした。首相動静にもある通り、岸田さんは我らがナベツネ先生との面談の予定が入ったので、財務大臣・鈴木さんと財務省との面談を前倒しにした後、