ロンドンのTech Cityを構成するのは、企業ばかりではない。大学や専門学校といった教育機関もTech Cityの重要な構成要素だ。これらの教育機関では、学生の創造性や起業精神を伸ばし、Tech Cityの未来の戦力となる人材を育成している。今回は、Univery of LondonのQueen Mary校とRavensbourneの2つを紹介しよう。 創造性と技術の“るつぼ”を目指す「Ravensbourne」 「Ravensbourne」(写真1)は、デジタルメディアとデザインに特化した大学である。もともとは1960年代に美術学校として設立され、デビッドボウイなども過去に通っていたことがある歴史ある学校だ。約10年前に新しい技術を創造することを目指すと宣言して方向転換し、現在は得意の創造性にテクノロジーを融合するスタンスで教育を実施している。 そうした考えに基づき、エンジニアリング、