テック系有力企業のバリュエーションは現在、ドットコム・バブル以降では最も高いレベルにある。一方で、たくさんの投資家がテック系大型株に資金を集中させている現状に対しては懸念がある。ひと握りの銘柄に投資が過度に集中すれば、株価が下振れするリスクがある、と警告する声も上がっている。 米国の株式市場は、新型コロナウイルス感染拡大への懸念から一時は大幅に下落したものの、3月に底を打ってからは目覚しい反発を見せている。その主な要因は、ひと握りの有名テック系企業の株式への投資資金の集中だ。 この数カ月で、アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル(アルファベット)、フェイスブックの株価は急騰し、市場の反発を先導している。 2020年に入って以来、S&P 500種指数は年初とほぼ同じレベルだが、フェイスブックとグーグルの株価は10%以上、アップルとマイクロソフトは25%上昇。アマゾンに至っては57%急騰
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