筆者は現在、ロックダウンが行われている南アフリカはケープタウンにいる。 3月23日夜、シリル・ラマポーザ大統領が、3月27日から4月16日までの21日間にわたる全国規模のロックダウンを発表。ラマポーザ大統領は発表の約1週間前にも会見を開き、非常事態宣言とともに、渡航制限や部分的な国境封鎖の策を開始していた。 そのため、ロックダウンの発表は予測可能ではあったが、全土封鎖とともに南アフリカ発着の旅客機が全て運航を停止し、現在、出入国はほぼ不可能な状況となっている。 2月の欧州やアフリカは概ね平常だった 筆者は先月、欧州から中東経由で、南アフリカへ入国した。今回の旅では、12月中旬に日本を出国して、ガーナ、ルワンダ、ケニア、エジプト、ギリシャ、チュニジアを経て、2月上旬に欧州入りした。 2カ月ほど前に参加したドイツの国際見本市では、新型コロナウイルスの影響で来場者の減少はあったものの、出展者や運