太陽が燃えるのと同じ仕組みの核融合反応を地上で再現し、発電への利用を目指す国際熱核融合実験炉「ITER(イーター)」計画が今年、日本主導で大きく前進する。心臓部の部品完成で5年後の運転開始が見えてきたが、技術的な壁は高く、人類の英知が試されている。 核融合は、水素のような軽い原子核同士が合体し、ヘリウムのようなより重い原子核となる現象だ。このときアインシュタインの質量とエネルギーに関する公式から、合計の質量がわずかに減少する代わりに膨大なエネルギーが生じる。
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NHKが本格的にインターネットの世界に進出した。テレビ番組を放送と同時にインターネットでも見られる「常時同時配信」などを楽しめる新サービス「NHKプラス」が4月1日から正式スタートする。利用申し込みは20万件を超えている。放送と通信の融合時代を象徴する取り組みだが、巨大組織がネットでの存在感を高めることに厳しい意見もある。公共放送からネットも含めた公共メディアを目指すNHKをどう改革すべきか。将来のあるべき姿とは。識者に意見を聞いた。(聞き手 森本昌彦) ■「あり得ぬ巨額資産、分割民営化せよ」 経済評論家の上念司氏 NHKの純資産(平成30年度末)は、単体決算で7666億円、連結決算では8646億円に上っている。民間企業でいうと、三菱自動車や出光興産に近い規模だ。公共放送は金をもうける必要はないわけで、あり得ない数字だ。 これだけの資産をため込みながら、一部で「荒っぽい」との指摘を受けるよ
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