気象庁の気象データの更新が約8時間にわたって停止した。原因はサーバーを接続するコアスイッチの故障だった。故障したまま動作を続け、異常なトラフィックが発生。さらに復旧時の作業ミスで、スパコンの一部処理に遅延が生じた。作業用マニュアルの不備がミスを誘発し、被害を拡大させた。 新型コロナウイルスの感染が都市圏で広がり始めた2020年3月24日の午前4時20分ごろ、気象庁のサイトに掲載されている気象データが突如、一部欠落したり更新が止まったりした。気象衛星「ひまわり8号」が撮影した日本近海の衛星画像や全国の気象情報などだ。 同日の午前6時37分ごろには影響がさらに広がった。大気の状況など気象予報に用いる数値予測データの更新にも遅れが出た。数値予測データは衛星画像など観測データの処理とは別に運用するスーパーコンピューターで演算している。障害の影響がスパコンに波及し、一部処理に遅延が生じてしまったのだ
海外旅行などで飛行機に乗る際、必ず必要になるのが飛行機のチケットとパスポートだ。カウンターでのチェックインに始まり、出国審査や搭乗手続きなど、何度も提示しなければならない。 そんなわずらわしさを顔認証技術によって、すべて「顔パス」でできるようにしたのが米デルタ航空だ。他にもICチップを使った荷物タグなど、最新の情報技術(IT)を駆使して顧客の利便性を高めようとしている。2020年の東京五輪をにらみ、米国から日本を訪れる利用者にその快適さを訴える考えだ。こうしたデルタ航空の技術革新を担っているのは、実は日本の顔認証技術である。その事実を確かめるため、筆者は米国に飛んだ。 年間の旅客数が2018年に約1億700万人と世界最多を誇る米ジョージア州のアトランタ空港。1996年にアトランタ五輪が開かれるなど、米国の中心部に位置するアトランタはネバダ州ラスベガスと同様、国際会議などが数多く開かれる「コ
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