世界の企業が手元に持つ資金を増やしている。3月末の手元流動性は月商の2.4カ月分と過去最高の水準となった。新型コロナウイルスの感染拡大で経済が事実上停止し、売り上げは急減しているが、固定費の支払いなどで資金は出ていき、資金不足への危機感は強い。各国の中央銀行が異例の金融政策に乗り出すなか、資金不足を防ぐために借り入れを通じて確保を急いでいる。欧米では経済を再開する動きが出るが、元に戻るには時間
米アマゾン・ドット・コムが多数の従業員を対象に、薬剤給付管理(PBM)をクラウドベースのPBMベンチャー、米アールエクスアドバンス(RxAdvance)と、処方薬のネット販売を手がける傘下のピルパック(PillPack)に移すことが分かった。薬局分野にさらに深く関わる形になる。 まず、米国の従業員を対象に、処方薬の費用抑制や服薬アドヒアランスの向上のための新しい方法を試し、それを足がかりにヘルスケア事業に進出していくという、アマゾンの取り組みの最新の動きとの見方も出ている。 アマゾンは2018年1月、ウォーレン・バフェット率いる米投資・保険会社のバークシャー・ハサウェイ、米金融大手のJPモルガン・チェースと組んで、3社の従業員計100万人以上のヘルスケア向上を目的としたヘルスケア企業を設立すると発表していた。同年にはピルパックを買収し、成長する米処方薬ビジネスへの、規制上、貴重な入り口を確
世界の金融は「ドル」が基盤です。本連載は、ロサンゼルス在住の元バンカーである金井規雄氏の新刊で、2015年10月に刊行された『ドル資産を持て!』(週刊住宅新聞社)の中から一部を抜粋し、ドル資産の具体的な築き方などをご紹介します。 ドル紙幣を発行する権限を持つ「FRB」 FRB設立にあたり、最も重要なことは、FRB連銀がドル紙幣を発行できるということです。つまり、ドル紙幣を発行する権限を得るわけで、ドル紙幣を発行するだけで、利益を得るのです。紙幣は印刷されるのですが、そのコストはだいたい紙代と印刷代だけです。たとえばそれが1ドルとした場合、100ドル紙幣を印刷すると、99ドルが利益になります。これがFRB連銀の儲けになります。 もうひとつ、信じられないことですが、民間銀行であるにもかかわらず、決算は開示されていません。膨大な利益になっているはずです。為替介入というのがありますが、あれも相当の
経済は世界史から学べ! 本連載は、「世界史というレンズ」を通して、経済をより深く理解するというアプローチをとったものです。 経済(お金)に関する事柄は、ある日突然生まれたものではなく、歴史的な必然性を持って生まれます。 ゆえに、その歴史の必然性を知ることで、経済をより深く理解することができるのです。 増税、TPP、円高、デフレ、バブル、国債、恐慌etc。 「そのとき、何が起こっていたのか」という歴史の流れを知ることで、経済の「なぜ」「どうして」がスッキリわかるようになります。 著者は、駿台予備校講師の茂木誠氏。「東大世界史」「難関国立世界史」等の講座を担当する実力派です。 歴史の流れをわかりやすく、そして深く理解させるプロフェッショナルが、「経済を世界史から学ぶ」という試みに挑戦します。 バックナンバー一覧 歴史から学ぶ経済のしくみ! 仕事に効く「教養としての世界史」増税、TPP、円安、デ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く