鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が市議会を開かず、専決処分を繰り返している問題で、竹原市長は28日、一般職員と幹部職員の大半がそれぞれ連名で法令を守るように求めた上申書2通の受け取りを拒否した。 上申書に署名したのは一般職員180人と幹部職員約20人。〈1〉臨時議会の早急な招集〈2〉専決処分をした固定資産税率の引き下げの撤回〈3〉法令を順守した市政運営――などを竹原市長に求めている。 市によると、一般職員の上申書は25日、総務課長が受け取り、幹部職員の上申書と合わせて28日に市長に手渡そうとした。しかし、市長は受け取りを拒否したうえ、「シュレッダーにかけろ」と破棄するよう命じたという。