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［パリ　２８日　ロイター］ - 仏製薬大手サノフィ が２８日に発表した第３・四半期決算で、売上高は５．１％増の８７億８１００万ユーロと、市場予想を下回った。主力の糖尿病関連の医薬品に関する価格競争が激化している。 同社の調査によるアナリスト１４人の予想平均は８８億６０００万ユーロだった。 １株当たり利益は１．４７ユーロで、市場予想と一致した。 インスリン製剤「ランタス」の売上高は５．８％増と、伸びは前期の１６．３％から減速した。ランタスは来年前半に特許切れとなる。 サノフィは通期の１株利益について、６―８％増加するとの当初予想を据え置いた。 私たちの行動規範：トムソン・ロイター「信頼の原則」

第一三共が年内にも早期退職を募ることが明らかになった。国内の事業会社に勤務する35歳以上60歳未満の社員が対象で、最大で72カ月分の給与を退職金に上乗せする。2016年には米国で主力の高血圧症治療薬「オルメサルタン」の特許が切れる。早期退職を通じて固定費を削減し、主力薬の特許切れに備える。実施するのは「転身支援制度特別措置」で、12月1日から約2週間にわたって退職希望者を募る予定だ。研究開発や

製薬大手の第一三共が今年度中に発売を予定している抗凝固剤の新薬「エドキサバン」の販売戦略に対し、早くも株式市場関係者の間で懸念の声が広がっている。 エドキサバンは血管中に血栓ができにくくする抗凝固剤であり、血管が詰まることで起きる脳卒中防止効果が既存医薬品より高いといわれている。同社はこのエドキサバンで年間1000億円程度の売り上げを目指している。 同社がエドキサバンの発売を急いでいるのは、現在の主力医薬品が2016年以降に特許切れとなるパテントクリフを迎えるため。先発医薬品がパテントクリフを迎えると、他社が同一成分のジェネリック（後発医薬品）を市場投入してくるため売り上げが激減し、先発の旨味がなくなる。パテントクリフは新薬を開発する製薬会社共通の悩みの種であり、パテントクリフを迎える前に次の新薬を発売し、特許切れで売り上げが激減する医薬品の穴を埋める必要がある。 例えばエーザイの場合、主

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［ロンドン／ムンバイ　２２日　ロイター］ - インドのジェネリック（後発）医薬品メーカーのルピンや複数の米製薬会社、プライベート・エクイティーは、英製薬大手グラクソ・スミスクライン（ＧＳＫ）による特許切れ先発医薬品の売却入札への応札を計画している。

後発医薬品の国内最大手、沢井製薬は2020年度までに生産能力を現在の2倍に当たる年間160億錠に引き上げる。4位の東和薬品も今年度中に80億円を投じて3割増やし、同75億錠とする。高血圧など販売量が多い大型薬の特許が今後切れることをにらみ、供給体制を整える。病院に後発薬の積極利用を促す新制度を国が4月に設けたことも背景にある。後発薬は特許が切れた医療用医薬品の成分を使って作る。年内には国内売上

inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 降圧剤「ディオバン」の不正論文問題で揺れるノバルティス ファーマ。そのディオバンにさらなる危機が訪れる。2013年にディオバンの国内特許が切れ、同じ有効成分のジェネリック医薬品（後発品）が登場するのだ。 厚生労働省が2月14日に承認したディオバン（一般名・バルサルタン）の後発品は、なんと34社140品目にも上った。後発品専業メーカーのみならず、ファイザーや、サノフィの日本法人、田辺三菱製薬といった大手新薬メーカーも承認を取得している。 6月に後発品の公的な価格が決まり次第、販売が開始されるが、なぜ、これほど多くの製薬会社が参入するのか。 狙われる1000億円市場 「ディオバンの降圧効果そのものに偽りがあったわけではな

仏製薬大手の日本法人サノフィ（東京・新宿）は21日、6月に後発医薬品の販売を始めると発表した。新薬の販売を促進する医薬情報担当者（MR）が後発薬も手掛ける。協力関係にある日医工と競合する品目も出るが、売上高の大きい新薬の特許切れが続き後発薬市場の拡大が見込めるため参入余地が大きいと判断した。同社は共同出資会社を通じてサノフィの後発薬を販促するなど、日医工と協力関係にある。サノフィのジェズ・モー

【ニューヨーク=西邨紘子】米製薬大手メルクが5日発表した2013年10～12月期の決算は、純利益が前年同期比14%減の7億8100万ドル（約788億円）だった。主力薬の特許切れによる販売減に加え、事業再編のリストラ費用も重荷となった。1株利益は0.26ドルで、前年同期の0.30ドルを下回った。特殊要因を除いた場合の1株利益は0.88ドル。市場の予想（同0.89ドル）に届かなかった。売上高は4

［ロンドン　６日　ロイター］ - 英医薬品大手のアストラゼネカ は四半期業績を公表、今年は販売が好調だった医薬品が特許切れで後発医薬品が参入してくるため、収益を圧迫するとの見通しを示した。

エーザイや武田薬品工業など製薬大手が、先進国で特許が切れた新薬を活用してアジア市場の開拓に動き出す。エーザイはアルツハイマー型認知症治療薬で1回に投与する成分が多い高用量タイプを投入、患者の選択肢を広げて需要を掘り起こす。武田は中国での販売力を生かすなどして欧州子会社の抗潰瘍薬の売上高を伸ばす。経済成長による中間所得層の拡大で増加が見込めるアジアで存在感を高める。エーザイはアルツハイマー型認知