前回の「『個人請負』者を保護する制度が必要だ(1)」を単純に要約すると、今、全産業的に雇用流動化の一形態としての「個人請負」が広がり、その人たちは労働法制による保護を回避されたり、脱法されたりしている現状がある、ということだ。 金融やITでも個人請負 僕はこういう状況が広がっているのは比較的ニッチな分野だけだと思ってたら、高度な知識を要求される金融やITの分野でも「個人請負」が広がっていることが分かった。 Joe's Labo 個人請負は今後、主流なワークスタイルの一つになる 以前から金融業などでは、高度な専門性を持つ人間などを契約社員や嘱託といった非正規雇用で処遇 していた(正社員の賃金制度には収まりきらないため)。 IT系のベンチャーなどでは能力のある人ほどそういった個人請負方式で働いている傾向があって、 複数社の名刺を使っている人もいる。 ホワイトカラーからブルーカラーまで、どんな分