第20回カライモ学校「座り込んでみた――この街から沖縄と京丹後市での基地問題に向き合う」、13名の方にご参加いただき、無事終了いたしました。 話し手の大野さんは、現在進行形の反基地運動に携わってこられた方であり、「沖縄問題」の研究者でもあります。 沖縄の基地問題の現状や、それに対する運動のお話に加え、学問的な要素もからめてお話しくださいました。 そのなかで私が印象的だったのは、「国家」についてのお話。 たとえば、国境のなかに想像力をおしとどめる力がはたらくということ。 そして、「国民になる」という発想。 紹介された「国民化と植民地化は地続き」だという西川長夫さんの言葉には、なんとなく重苦しく感じているものが何であるかを、明確に切り取って目の前に差し出された感じがしました。 国は私たちを守ってくれない、それを嘆いていても状況は変わらない。 そもそも国家とはどういうものなのか、それを学ぶことで